Apple TVにVPNを設定する方法
Apple TVは、自宅でさまざまな番組を見るための素晴らしいツールですが、他のオンラインストリーミングサービスやツールと同じく、いくつかの問題があります。しかし、Apple TVで機能するVPNを使用すれば問題を解決できます。この記事では、その方法についてわかりやすく解説します。
Apple TVにVPNが必要な理由
Apple TVは、あらゆるコンテンツを楽しむのに便利である一方、セキュリティ上のリスクも少なからず存在します。ニューノーマルな生活様式が取り入れられている今、おうち時間の増加でApple TVをはじめとするスマートテレビの普及が急速に進んでいます。だからこそ、今一度Apple TVのセキュリティリスクについて知る必要があるのです。
Apple TVはたくさんのコンテンツを楽しめるテレビのように思えるかもしれませんが、インターネットに接続されているため、あくまでパソコンやスマートフォンなどのデバイスと同じ位置付けです。パソコンやスマートフォンを狙ったサイバー攻撃があるのと同じく、Apple TVでもマルウェアや不正アクセス、機密情報の盗難などのリスクが生じる可能性があります。
Apple TVのセキュリティを強化するには、VPNが有効です。VPNの中でも、ユーザーや専門家から高い評価を受けているNordVPNをお使いのApple TVに設定すれば、高速かつ安定したインターネット接続が実現可能です。
VPNを手に入れて、スムーズかつ安全にApple TVのコンテンツへアクセスしましょう。30日間リスクフリーで利用できます。
AppleTVでNordVPNを使う方法
Apple TVはVPNをサポートしていないため、VPNを設定するのは少し面倒になりますが、Apple TVへのつなぎ方はいくつかあります。最も一般的な方法は、ルーターにNordVPNをインストールする方法です。
ルーターにNordVPNをインストールする
ルーターの場合は、NordVPNのアプリを使うのではなく、ルーターに直接NordVPNをインストールする必要があります。インストールのプロセスはルーターごとに異なります。
ルーターでNordVPNを実行する長所と短所は以下のようなものあがります。
長所
- Apple TVを保護する:Apple TV自体にNordVPNをインストールすることができないので、この方法がApple TVの安全を確保する唯一の方法です。お使いのルーターにVPNを設定すると、防犯カメラやスマートトースターなど、ご自宅にある他のIoTデバイスもカバーすることができます。
- 常に安全:お使いのルーターがオンになっている限り、VPNは自動的にオンになっています。トラフィックを保護するために、VPNを毎回オンにする必要はありません。
- 全員をカバーする:ルーターに接続されているすべてのデバイスが安全に保護されます。つまり、ネットワークに接続した瞬間から、訪問客や子どもなどが持っている新しいデバイスも保護されます。
- デバイスのカバレッジを拡大する:通常、NordVPNは最大6台まで、複数のデバイスをカバーします。この数はすでに十分ですが、ルーターにNordVPNを設定することで、その数をさらに増やすことができます。どれだけ多くのデバイスがVPN対応ルーターに接続されたとしても、1台のデバイスとしてしかカウントされないのです!ただ、接続速度と安定性が低下する可能性があるため、この機能を乱用しないように注意しましょう。
短所
- 設定が不便:パソコンやスマホにNordVPNを設定する際は、数タップで簡単にできますが、ルーターにVPNを設定するのは、専用アプリがあるパソコンやスマホほど簡単ではありません。しかし、設定が不可能なわけではないので、チュートリアルを参考にして設定してみましょう。
- 暗号化機能を不安定にする: NordVPNの提供する強力な暗号化を、すべてのルーターがサポートしているわけではありません。低消費電力重視のルーターを使っている場合、最高のセキュリティを提供する暗号化やトンネリングプロトコルが選択できない可能性があります。解決策としては、より強力なルーターにアップグレードするか、Apple TVのみにNordVPNを使って別の弱いルーターを有効にすることなどが挙げられます(NordVPNアプリとルーター上のNordVPNを一緒に使うことはお勧めしません)。
- 着信アクセスをブロックする:お使いのWi-Fiネットワーク外から接続できるデバイスを持っている場合、ルーターがVPNを実行しているときにはきちんと動作しません。しかし、VPNが必要になるのは、自宅でのコンテンツ視聴のために出力接続の形成をする時だけなので、Apple TVの利用においてこの点を心配する必要はありません。
- デバイスはユーザーとルーター間で保護されていないまま:暗号化はルーター上で行われるので、あなたのトラフィックはルーターに届くまで暗号化されていないままになります。セキュリティ対策が万全である場合は深刻な問題にはなりませんが、自宅のWi-Fiがパスワードで保護されていない場合は誰でも接続できてしまうので、大変大きな問題になるでしょう。
お使いのルーターにNordVPNを設定できないけれど、インストールできるルーターが欲しいと思っている場合、弊社のチュートリアルページをチェックするか、フラッシュルーターの導入をご検討ください。
VPN接続をApple TVに共有する
ルーターをNordVPNに接続できない、または接続したくない場合、Apple TVにVPNへのアクセスを与える別の方法があります。パソコンでNordVPNを使用し、そのパソコンをルーター代わりに使用する方法です。この方法でApple TVにVPNへのアクセスを付与できます。
ただし、この方法にはいくつかの問題があります。まず、Macのパソコンは現在この機能をサポートしていません。インターネット接続を共有することは簡単にできますが、接続するデバイスはVPNのカバレッジを受け取ることはありません。Windowsのパソコン上だとそのような接続の設定をすることができますが、設定プロセスは比較的高度になります。
お持ちのWindowsパソコンをVPNルーター代わりに使うのであれば、弊社の詳細なチュートリアルをチェックしてください。設定方法はかなり高度なため注意してください。
Apple TVにSmartDNSを設定する
SmartDNSを使うと、Apple TVや他のデバイスでストリーミングコンテンツのブロックを解除することができます。ただし、VPN接続のようにデバイスを保護したり、トラフィックを暗号化したりすることはできません。
SmartDNSの設定方法は以下のとおりです。
- VPNアカウントのプロフィールでIPアドレスをホワイトリスト化します。
- Apple TVで、「一般」>「ネットワーク」を選択します。
- 上部のWi-Fiをクリックして、ネットワークを選択します。
- 「DNSの設定」 > 「手動」を選択します。
- VPNサービスが提供するSmartDNSサーバーアドレスを入力します。
NordVPNの場合、プライマリDNSの設定:103.86.99.103
セカンダリDNSの設定(利用可能な場合):103.86.96.103
まとめ
AppleTVにVPNを設定すべき理由と、VPNの設定方法について解説しました。サイバー攻撃による脅威は、パソコンやスマホだけでなく、Apple TVなどのスマートテレビやIoTデバイスにも潜んでいます。お使いのApple TVにVPNを設定して、安心して好きな番組を視聴しましょう。