VPNは、ユーザーのインターネットトラフィックを遠隔地のサーバーに送り、その過程で情報を暗号化します。通常、ウェブサイトにアクセスしようとすると、インターネットサービスプロバイダー(ISP)がリクエストを受け取り、目的地に転送します。しかし、VPNに接続すると、インターネットトラフィックをリモートサーバー経由でリダイレクトしてから、目的地に送信します。
VPNによって保護される情報は、閲覧履歴、IPアドレスと位置情報、そしてデバイス間の通信内容です。
1. 閲覧履歴:VPNはあなたのデータを外部の盗聴から守ります。VPN接続によるデータ暗号化は、インターネットトラフィックを保護し、デジタルの足跡を隠す上で重要な役割を果たします。これにより、ISPはあなたの閲覧履歴すべてを追跡できなくなります。
2. IPアドレスと位置情報:あなたの実際のIPアドレス(または物理的な位置)が隠され、代わりに接続しているVPNサーバーのIPアドレスを割り当てられます。これにより、オンラインセキュリティが強化され、プライバシーの保護が飛躍的に向上します。その結果、第三者はあなたがどこからウェブサイトを閲覧しているのかを知ることが困難になります。
3. デバイス間の通信内容: 送信する情報を暗号化し、盗聴やデータ漏えいを防ぎます。接続元と接続先のデバイスのみが解読できる特殊なキーを使って情報を暗号化・復号化します。これにより、インターネット上で情報が送信されている間でも、第三者がその内容を理解することはできません。これは特に公共のWi-Fiネットワークなど、セキュリティが低いネットワークを利用する際に便利です。
上記は、一般的なVPNの機能に過ぎませんが、NordVPNはさらなる保護を目指しています。我々は、データのみならずデバイス自体の保護も重要であると認識しています。そのため、ダウンロードされたファイルに潜むマルウェアやトラッカー、迷惑な広告、危険なウェブサイト等からデバイスを守るための脅威対策機能を開発しました。この機能は、VPN サーバーに接続する必要はなく、この機能を有効にするだけで、24 時間 365 日デバイスを保護できます。