【全デバイス対応】ルーターのIPアドレスを確認する方法を解説

そこで、現在使用している、パソコン、スマートフォン、タブレット端末からルーターのIPアドレスを確認するための手順と方法を解説します。

一般的にIPアドレスとは、パソコンやネットワーク上の機器を識別するために指定された識別番号のことを指します。それぞれの端末にひとつだけ固有の識別番号が与えられています。

IPアドレスには家庭内や企業内で使用されるプライベートIPアドレス（ローカルIPアドレス）と、インターネット通信時に使用されるグローバルIPアドレス（パブリックIPアドレス）の2種類があり、ルーターのIPアドレスを確認するには、プライベートIPアドレスを見つける必要があります。

上述のとおり、企業内や家庭内など限られた環境で利用されるルーターには、プライベートIPアドレスが一意に割り当てられますが、インターネットに接続する際には、ルーターやサーバーのネットワークアドレス変換（NAT）で、グローバルIPアドレスに変換する必要があります。

ここからは、ルーターのIPアドレスを把握しておくべき理由を紹介します。

1. お使いのプリンターの設定管理をより便利に行うため。
2. 「イーサネットには有効なIP構成がありません」エラーに対処するため。
3. ルーターにVPNを導入し、ホームネットワークのセキュリティを向上させるため。

自宅にあるすべてのデバイスを保護するためには、ルーターにVPNをインストールすることをお勧めします。ホームネットワーク自体を暗号化することで、すべてのWi-Fi対応デバイスを保護することができます。

Windows、Mac、Linux、ChromeのOSを搭載したパソコンを使ってルーターのIPアドレスを確認する方法をそれぞれ解説します。

確認方法は、ご使用の OS のバージョンによって異なる場合もあります。

ここでは、Windows10 OSを搭載したパソコンを使って解説します。

1. 検索ボックスに「co」と入力し、「コントロールパネル」を選択します。

2. 「ネットワークとインターネット」の下にある「ネットワークの状態とタスクの表示」をクリックします。

3. 接続中のネットワーク名をクリックします。

4. 別ウィンドウでWi-Fiの状態が表示されるので「詳細」をクリックします。

5. ネットワーク接続の詳細の「IPv4デフォルトゲートウェイ」欄に、ルーターのIPアドレスが表示されます。192.168.✕✕.✕と表示される数値がルーターのIPアドレスです。

または、コマンドプロンプトを使ってルーターのIPアドレスを調べることもできます。

1. 検索ボックスに「CMD」と入力し、「コマンドプロンプト」を選択します。

2. コマンドプロンプトに「ipconfig」と入力し、エンターキーを押します。

3. 「デフォルトゲートウェイ」の欄にルーターのIPアドレスが表示されます。

1. ホーム画面左上のAppleアイコンをクリックし、「システム環境設定」を開きます。

2. システム環境設定の項目にある「ネットワーク」をクリックします。

3. 左側に、接続しているWi-Fiネットワークが表示されます。それを選択して、右下にある「詳細」をクリックします。

4. 詳細を押した後に表示される上部のバーの「TCP / IP」タブを選択します。

5. ルーターのIPアドレスが表示されます。ルーター：192.168.✕✕.✕と表示される数値がルーターのIPアドレスです。

1. 通知エリアの「ネットワークアイコン」をクリックします。

2. 「接続情報」または「ネットワーク設定」を選択します。

3. ネットワーク接続の情報を表示したウィンドウが開きます。 「デフォルトルーター」または「ゲートウェイ」の欄にルーターのIPアドレスが表示されます。

1. 「設定」を開きます。

2. 接続しているWi-Fiを選択します。

3. 新しいウィンドウがポップアップしたら、「ネットワーク」タブをクリックします。

4. 「ゲートウェイ」の欄にルーターのIPアドレスが表示されます。

ここからは、Android OSとiOSを搭載したスマートフォン、タブレット端末を使ってルーターのIPアドレスを確認する方法をそれぞれ解説します。

Androidのバージョンによっては確認方法が異なる場合がありますが、基本的な操作はそれほど変わりません。

1. 「設定」に移動し、「無線とネットワーク」をタップします。

2. 無線とネットワーク内にある「Wi-Fi」をタップします。

3. 「接続済み」となっているWi-Fiのネットワーク名を選択します。

4. 「ゲートウェイ」の欄にルーターのIPアドレスが表示されます。192.168.✕✕.✕と表示される数値がルーターのIPアドレスです。

1. ホーム画面から「設定」に移動し、「Wi-Fi」をタップします。

2. Wi-Fiの項目の中で、接続中のチェックマークがついているWi-Fiネットワーク名の右端にある「i」アイコンをタップします。

3. ルーターのIPアドレスが表示されます。192.168.✕✕.✕と表示される数値がルーターのIPアドレスです。

ルーターのIPアドレスを変更する方法を説明する前に、基礎知識である「グローバルIPアドレス」と「プライベートIPアドレス」の違いを見てみましょう。

グローバルIPアドレス（パブリックIPアドレス）とは、インターネットサービスプロバイダー（ISP）によってインターネットに接続する端末に割り当てられるIPアドレスのこと。ほとんどの場合、お使いの端末をインターネットに接続する度に新しいIPアドレスが割り当てられます。

プライベートIPアドレス（ローカルIPアドレス）とは、企業や家庭などのプライベートなネットワークのみで使用できるIPアドレスのこと。ルーター自体にプライベートIPアドレスが割り当てられるだけでなく、ルーターから接続されたすべての端末にも同じIPアドレスが割り当てられます。

以下の手順でルーターのIPアドレスを変更することができます。

一度ルーターのIPアドレスを変更すると、古いアドレスを使用してルーターにアクセスすることができなくなるので注意しましょう。

1. ルーターのIPアドレスをお使いのウェブブラウザに入力します。

2. デフォルトのユーザー名とパスワードでログインします。

3. 「ネットワークの詳細設定へ」をクリックします。

4. 「基本設定」＞「セットアップ」と進みます。

5. ルーターの設定でルーターの新しいIPアドレスを入力します。

6. 「適用」をクリックすると変更が完了します。

インターネット接続時に割り当てられるグローバルIPアドレスは、VPNを使用することで異なるアドレスに書き換え、隠すことができます。

VPN（仮想プライベートネットワーク）とは、離れた場所の間を仮想的な専用線でつないで安全なデータ通信を実現する仕組みのこと。IPアドレスを隠すだけでなく、データの盗聴や改ざんといった脅威から情報を守ることもできます。

世界中に多数のサーバーを持つNordVPNは、市場で最速のVPNとして評価されています。1つのNordVPNアカウントで、スマートフォン、タブレット、コンピューターなど、最大10台のデバイスを同時に保護できます。また、ルーターにVPNをインストールすることで、VPNをサポートしていないデバイスやガジェットを直接保護することが可能です。NordVPNは、自分だけが所有することができる固定IPアドレスも提供しています。