広告ブロック(アドブロック)とは?
オンライン広告は通常、ブラウジング体験を悪化させるものです。広告はウェブサイトの大部分を乱雑に見せ、ダウンロード速度を遅くし、またマルウェアのソースとなる可能性も秘めています。広告が表示されるのをうざいと感じる人もいるでしょう。それゆえ、広告ブロッカーを導入する人が多いのも不思議ではありません。この記事では、広告ブロックを導入する前に考慮すべきいくつかの要素や広告を削除する方法について紹介します。
目次
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広告ブロックツールは何をしてくれるものなのか?
広告ブロックツールは、広告ブロッカー、コンテンツブロッカーとも呼ばれていて、ウェブサイトから広告素材を削除するアプリ(通常はクロームの広告ブロックなどブラウザの拡張機能)です。サイトがロードされている間、広告ブロッキングソフトウェアは、ウェブページにロードされている要素のドメイン名を長いブラックリストに照らし合わせます。サイトのコンポーネントに広告素材としてのフラグが立てられている場合、広告ブロッカーはその読み込みを停止します。
広告ブロッカーは、ページコンテンツが表示された後、一般的なバナー寸法の画像など、一定のルールを満たす要素を探し、画面から非表示にします。
なぜ広告ブロック機能が利用されるのか?
広告ブロックツールの良い点は、迷惑なポップアップ、ビデオ広告、あなたが全く興味のない広告を削除することで、ブラウジング体験を大幅に向上させることです。しかし、広告ブロックソフトをインストールするメリットはそれ以外にもあります。
- セキュリティ:オンライン広告は、サイバー犯罪者がマルウェアを広めるために使用することがあるので、広告ブロックやAndroidやiPhone向けのセキュリティ対策ソフトを導入することで、デバイスを保護することができます。
- プライバシー:広告ブロックのソフトウェアを導入することで、広告があなたのオンラインアクティビティに関する情報を収集できなくします。
- 速度:広告タグやプラグイン、およびサードパーティの分析をロードする必要が無くなるため、よりスピーディーにウェブサイトを開けるようになります。
広告ブロックを無効にした方が良い場合とは
広告ブロックをオンにすると、お気に入りの記事を読んだり、YouTubeの動画を視聴したりする際に、画面に派手な広告が表示されなくなります。一方でサイト運営者は、訪問者に届かない広告からは報酬を受け取れなくなります。
普段無料でアクセスしているコンテンツは、実際には広告によって利益を得ている場合があります。広告をブロックしたためにスマホやパソコンの画面に広告が表示されない場合、あなたのお気に入りのサイトには収益が入りません。
もちろん、サイト運営者は広告ブロックを回避する方法を見つけるために最善を尽くしています。スポンサー付きコンテンツを作成するところもあれば、有料サブスクリプションを提供するところや、訪問者にウェブサイトをホワイトリストに登録したり広告ブロックの利用を一時停止したりすることを丁寧に頼むところもあります。読者が広告ブロッカーをオンにしている場合はコンテンツにアクセスできないようにするものさえあります。
広告は邪魔で迷惑なものですが、広告をブロックしてしまうと、お気に入りのウェブサイトやオンラインサービスが利用者に無料でサービスを提供できなくなる可能性があります。広告ブロックの使用は一般的にはまだメリットがありますが、あなたがサポートしたいサイトを閲覧している間は、広告ブロックを停止することを検討してもいいかもしれません。
広告ブロックツールが機能しない場所
アドブロックソフトウェアは確実な広告ブロックツールであるとは限りません。次の場合には機能しない可能性があります。これは、NordVPNに搭載されているマルウェア、広告、トラッカーのブロック機能である「脅威対策Pro」を含む、全てのアドブロックに当てはまります。
- 受け入れ可能な広告。これらは、敬意ある姿勢を持ち、邪魔にならず、広告として明確にラベル付けされ、Acceptable AdsCommitteeという機関によって承認された広告です。これらは広告ブロッカーフィルターを通過する可能性があります。
- 上述したように、広告から収益を得るWebサイトでは広告ブロックを無効にしなければならない場合があります。
- サイトによっては(Facebook、YouTube、Twitchなど)、特別な回避策を使用して広告ブロックを回避しています。広告ブロックツールは常に新しいアップデートを導入することでそれらに対抗していますが、SNSプラットフォームでは定期的に広告に遭遇する可能性があります。
- 広告コンテンツ。広告の内容によっては、あなたが見ているコンテンツに結び付けられているものもあります。それは、話し手が商品を宣伝している動画や、特定の商品の使用をほのめかしている記事かもしれません。この手の広告は、コンテンツ全体をブロックする以外、回避するのは難しいです。
スマホの広告を消す方法とは?
お使いのスマホで設定することで、広告を消すことができます。iPhoneとAndroidで方法が異なるため、ここからはそれぞれのスマホ広告を消す方法について解説します。
iPhoneでポップアップ広告を非表示にする方法
iPhoneのポップアップ広告を消す設定方法はとてもシンプルです。safariの設定を変更するだけで、ポップアップ広告を非表示にできます。以下の手順に従って設定してください。
- 設定画面を開き、「safari」をタップします。
- 画面をスクロールし、「ポップアップブロック」をオンにすると、ポップアップ広告が非表示になります。
iPhoneでトラッキング広告を隠す方法
以下の方法でiPhoneのトラッキング広告を消すことができます。
- 設定画面を開き、「プライバシー」を選択し、画面の下にある「広告」をタップします。
- 「追跡型広告の制限」をオンにすると、トラッキング広告が非表示になります。
Androidでポップアップ広告を非表示にする方法
Androidのポップアップ広告をブロックするには、Chromeブラウザの設定を変更する必要があります。変更手順は以下をご覧ください。
- Chromeメニューを開き、「サイトの設定」を選択し、「広告」をタップします。
- 「広告」をオフにすると、ポップアップ広告が非表示になります。
Androidでトラッキング広告を隠す方法
Androidのトラッキング広告を消すには、以下の方法で解決できます。
- Chromeメニューを開き、「サイトの設定」を選択し、「ポップアップとリダイレクト」をタップします。
- 「ポップアップとリダイレクト」をオフにすると、トラッキング広告が非表示になります。
これらのスマホ広告ブロック機能は、一般的なガイドラインを侵害する広告にのみ適用されます。
広告ブロックソフトの選び方
広告ブロックソフトやブラウザの拡張機能(Chromeの広告ブロックなど)にはさまざまな種類がありますが、ここでは、適切な広告ブロックソフトを選ぶ際に注意すべき点をいくつかご紹介します。
- 広告ブロッカー詐欺を回避しましょう。あなたが使用しようとしているアプリを常に調べるようにしてください。偽の広告ブロッカーソフトウェアは正しく機能せず、第三者に提供するためにあなたのデータを収集したり、マルウェアに感染させたりする可能性があります。
- さまざまな種類の広告がブロックされるかどうか。アドブロッカーは、ビデオ広告、バナー、ポップアップなどを含むさまざまな広告をブロックします。導入しようとしている広告ブロックアプリが、そうした広告をブロックするかどうかを確認してください。
- カスタマイズができるかどうかと、その機能について。ページにアクセスしたりフィルターを適用したりするために、広告ブロッカーに特定のタイプの広告を簡単にホワイトリストに登録するカスタマイズオプションがあるかどうかを確認しましょう。
- カスタマーサポート。これは何か問題が発生した場合に、必要不可欠です。
- いくつかの広告ブロッカーはあまりにも規制が強く、関連するコンテンツをブロックすることがあるので、注意しましょう。
- Chrome拡張機能のManifest V3に対応した広告ブロックツールを選びましょう。
まとめ
今回は、広告ブロックツールを利用するメリットや注意点、スマホに表示される広告の削除方法、適切な広告ブロックソフトの選び方について取り上げました。上記で紹介した広告をブロックするツール以外に、広告ブロッカーを内蔵したVPN(仮想プライベートネットワーク)を利用するという方法も有効です。
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