セーフサーチとは?設定と解除方法について解説
セーフサーチは、不適切な検索結果を除外することができる機能です。セーフサーチを有効にすることで、Google検索を行った際に、露骨な表現をふくむWebサイトや画像が検索結果に表示されないようにすることができます。この記事では、Google検索でセーフサーチを設定・解除する方法、セーフサーチをオフにした場合の危険性やセーフサーチ関連のトラブルシューティングについて解説します。
目次
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セーフサーチとは?
セーフサーチとは、主にGoogleで検索する際に、検索結果から不適切なコンテンツを除外するための機能のことを指します。BingやYahooなどのGoogle以外の検索エンジンでも、セーフサーチ機能は提供されています。たとえば、検索をする際にセーフサーチをオンにすることで、検索結果からアダルト、暴力、差別に関連する不適切なコンテンツが検索結果から排除されます。
セーフサーチは、子どもたちが安全にインターネットを利用できるようにするためにも役立ちます。また、職場や学校でインターネットを利用する際に、不適切なコンテンツに触れることを避けるためにセーフサーチを利用するというケースも考えられます。
Googleセーフサーチの設定方法
Googleのセーフサーチを設定するのはとても簡単です。ここからは、パソコンとスマホ(iPhone、Android)でセーフサーチをオンにする方法について説明します。
パソコンでセーフサーチをオンにする方法
Googleのセーフサーチを設定するのはとても簡単です。ここからは、パソコンとスマホ(iPhone、Android)でセーフサーチをオンにする方法について説明します。
- Googleの検索ページを開きます。
- 画面右下の「設定」をクリックし、表示されるメニューから「検索設定」を選択します。
- 「検索設定」ページで、「セーフサーチ設定」の項目を探し、「セーフサーチをオンにする」にチェックを入れます。
以上の手順で、Googleでのセーフサーチを有効にすることができます。なお、セーフサーチはブラウザごとに設定する必要があるため、複数のブラウザを使用している場合には、各ブラウザで設定する必要があります。
スマホ(iPhone、Android)でセーフサーチをオンにする方法
iPhone、iPadやAndroidの場合、セーフサーチをオンにする手順は、Googleアプリとブラウザで異なります。
Googleアプリの場合
- プロフィール画像をタップします。
- 「設定」を選択します。
- セーフサーチをタップします。
- トグルをオンに切り替えます。
ブラウザの場合
- Googleの検索画面を開き、下までスクロールします。
- 「設定」をタップしてします。
- 「検索設定」を選択します。
- セーフサーチの項目で、「露骨な表現を含む検索結果を非表示にする」を選択して、設定をオンにします。
Googleのセーフサーチをオフにする方法
Googleでセーフサーチを解除するには、前項で説明したオンにする手順のように、ページを移動してオフにしたい項目に切り替えるだけです。
親子で同じパソコンを共有している場合でも、セーフサーチのオンとオフを瞬時に切り替えることができるので安心です。
セーフサーチをオフにした場合、再度オンにしないと検索結果がセーフサーチの状態に戻らないので、子どもが利用させる場合は、忘れずにセーフサーチをオンに戻しましょう。
セーフサーチをオフにした場合のリスク・危険性
ここからは、セーフサーチをオフにすることで考えられるリスクについて見ていきましょう。
検索結果の中に露骨な内容や不適切なサイトが表示される
セーフサーチをオフにすると、検索結果に、成人向け、暴力的、など不適切かつ有害なコンテンツが含まれる可能性が高くなります。これには、性的な表現、過激な言葉、暴力的な映像、差別的な言葉や画像などが含まれます。これらのコンテンツは、子どもに不適切であるだけでなく、大人に対しても精神的なトラウマや不快感を与える可能性があります。
インターネットを安全に閲覧できなくなる危険性があるため、セーフサーチをオフにする場合は、十分な注意と判断力を持って、検索を行う必要があります。
フィッシング詐欺に遭う確率が高くなる
セーフサーチをオフにすると、情報を盗もうとするフィッシング詐欺を仕掛けるためのサイトをブロックしなくなるため、本物のウェブページと全く同じように偽サイトも表示される可能性があります。
仮に偽サイトにアクセスして、情報を誤って入力した場合、サイバー犯罪者はあなたのクレジットカード情報やオンラインバンキングのログイン情報を奪い、クレジットカードや銀行口座を不正使用するかもしれません。
マルウェア感染
一部の検索結果には、危険なウイルスやマルウェアが含まれている可能性があります。セーフサーチをオフにすると、これらの危険なコンテンツに遭遇する可能性が高くなります。
サイバー犯罪者がWebページに仕掛けるマルウェアに感染したら、端末に静かに潜伏するため、重大な危険をもたらすマルウェアでも全く気づかないことがあります。
マルウェアに感染して、端末に保存されているログインIDやパスワードが抜き取られると、以下のような被害が発生する可能性があります。
- インターネットショッピングのアカウントを悪用され、身に覚えのない買い物をされる。
- スマホがハッキングされたり、さまざまなSNSアカウントが乗っ取られたりする。
- バックドアがインストールされ、あなたのデバイスが攻撃者によってボットネットの一部にされる。
マルウェアやフィッシング攻撃から身を守るために、NordVPNの脅威対策Proを導入して、迷惑な広告やトラッキング、危険なウェブサイトをブロックしましょう。
セーフサーチの問題のトラブルシューティング
セーフサーチに問題がある場合は、以下の手順で問題を解決してみてください。
Googleセーフサーチを解除できない場合
セーフサーチの設定は、アカウント、デバイス、またはネットワーク管理者によって設定され、ロックされている可能性があります。
セーフサーチの設定がロックされていない場合は、Googleで検索するときにGoogleアカウントにログインして、保存したセーフサーチの設定を適用してください。セーフサーチの設定がロックされているかどうかは、google.com/safesearchで確認できます。設定がロックされている場合、右上に南京錠のアイコンが表示されます。
会社や学校の端末を使用している場合、または会社や学校専用のGoogleアカウントで作業している場合、セーフサーチの設定は管理者によってロックされている可能性があり、認証がないと解除できないことがあります。その場合は、学校や企業のIT管理者または担当者に問い合わせてみましょう。
あなたの端末やGoogleアカウントが、Googleファミリーリンクで管理されている場合も、セーフサーチを勝手にオンされている可能性があります。その場合は、保護者や家族にGoogleファミリーリンクでロックを解除するように頼みましょう。
Googleセーフサーチがオフになり続ける場合
Cookieを許可している場合、セーフサーチは設定したとおりの状態になるはずです。Googleアカウントにログインしていない状態で、Cookieとキャッシュクリアを行うと、セーフサーチの設定がリセットされる可能性があります。
複数のデバイスやブラウジングセッションでセーフサーチの設定を保存して適用したい場合、Googleアカウントにログインしてください。
セーフサーチはオンでも、露骨な検索結果は表示される場合
セーフサーチを設定することで、ポルノや暴力的なコンテンツなどの不適切な結果をフィルタリングして、検索結果に表示されないようにできます。100%正確なフィルタではありませんが、この設定をオンにすることで、検索時に不適切なコンテンツを回避できる可能性が高くなります。
しかし、芸術、教育、歴史、ドキュメンタリー、科学など、重要だけれども露骨なコンテンツに対するフィルタリングは不得意である可能性があります。セーフサーチをオンにしても、露骨なサイトや画像が表示される場合は、Googleに直接報告しましょう。