LINEパスワード付け方:設定手順を徹底解説

LINEを使い続けるうえで、パスワードの設定は意外と見落とされがちな項目です。普段はトーク画面を開くだけで使えてしまうため、パスワードを登録していなくても気づかないことがほとんどです。しかし、機種変更やパソコン版LINEへのログインが必要になったとき、パスワードが設定されていないと困った状況に陥ります。実際に、急に機種変更が必要になった際にパスワードを覚えていない、あるいは設定すらしていなかったために、引き継ぎ作業に時間がかかってしまったという声も少なくありません。この記事では、LINEパスワード付け方をiPhoneとAndroidそれぞれの手順で詳しく解説します。パスワードとパスコードの違い、忘れてしまった場合の対処法、設定できないときのトラブルシューティングまで、一通り確認できる内容になっています。普段あまり意識することのない設定だからこそ、落ち着いて読みながら一つずつ確認していきましょう。

2026年7月13日

読み時間:10 分

LINEパスワードの設定・変更方法を解説

LINEのパスワードとは?なぜ必要なのか

LINEのパスワードとは、LINEアカウントへログインする際に使用する認証情報(クレデンシャル)のことです。新しくLINEアカウントを作成する際にも、電話番号や認証コードの登録とあわせてパスワードを設定します。ただし、一度設定すると普段のトークや通話では入力を求められる機会がほとんどないため、その存在を意識しなくなる人も少なくありません。

スマートフォン上で普段LINEを使っているだけでは意識することがありませんが、いくつかの場面で必須になります。具体的には、機種変更をしてLINEアカウントを新しい端末に引き継ぐとき、パソコン版やiPad版のLINEにログインするとき、そしてLINEストアでスタンプや着せかえを購入する際に必要です。これらの場面に共通しているのは、現在使っているスマートフォン以外からアカウントへアクセスする状況だという点です。パスワードは、こうした「いつもと違う場所からのログイン」を許可するための鍵の役割を果たしています。スマートフォンの画面ロックを解除できるだけでは、これらの操作はできない仕組みになっています。

このように、パスワードはアカウント作成時には必ず設定するものですが、その後しばらく使う機会がないことも珍しくありません。そのため、設定したこと自体を忘れてしまったり、どのパスワードを登録したか思い出せなくなったりするケースも多く見られます。実際に機種変更や複数端末でのログインが必要になって初めて、その重要性に気付く人も少なくありません。

そのため、いつ使うことになるか分からないまま準備しておく必要があり、機種変更の直前になって慌てて設定しようとすると、操作に手間取ってしまうこともあります。特に機種変更は急に必要になることも多く、古い端末の電源が入らなくなってから設定しようとしても手遅れになる可能性があります。早い段階で登録しておくことをおすすめします。

LINEのパスワードとパスコードの違い

LINEには「パスワード」のほかに「パスコード」という4桁の数字によるロック機能があります。この2つは名前が似ているため混同されがちですが、役割は全く異なります。

パスコードは、スマートフォン上のLINEアプリを開く際にロックをかける機能で、「プライバシー管理」の設定から有効にします。これはあくまで端末上のアプリ起動を制限するものであり、アカウント自体の認証には関係しません。たとえば家族や友人にスマートフォンを少し借りられた際に、誤ってトーク履歴を見られてしまうことを防ぐ目的で使われます。一方、パスワードはアカウントレベルの認証情報であり、新しい端末やパソコンからLINEにログインする際に使用します。

つまり、パスコードは「このスマートフォンを使う人を制限する」ための機能、パスワードは「このアカウントにログインできる人を制限する」ための機能だと考えると分かりやすいでしょう。両方を設定しておくことで、端末レベルとアカウントレベルの両方からセキュリティを高めることができます。どちらか一方だけを設定している人も多いですが、本来は両方を組み合わせて使うことで、より安心してLINEを利用できるようになります。

iPhoneでのLINEパスワードの付け方

iPhoneでLINEのパスワードを設定する手順は非常にシンプルです。以下の手順に沿って進めてください。

iPhoneでの設定手順

  1. 1.LINEアプリを開き、「ホーム」タブを表示する
  2. 2.右上の歯車アイコンをタップして「設定」を開く
  3. 3.「アカウント」をタップする
  4. 4.「パスワード」をタップする
  5. 5.端末にFace IDやTouch ID、パスコードを設定している場合は、ロック解除の操作を求められる
  6. 6.設定したいパスワードを入力する
  7. 7.「変更」をタップして保存する

パスワードは、大文字・小文字・数字・記号のうち3種類以上を組み合わせ、8文字以上で設定する必要があります。たとえば「Tanaka2026!」のように、複数の文字種を混在させた文字列であれば条件を満たします。安全なパスワードの作り方を参考にしながら、推測されにくい組み合わせを考えてみてください。設定が完了したら、忘れないように安全な場所にメモしておくことも大切です。

AndroidでのLINEパスワード付け方

AndroidでのLINEパスワードの設定方法は、iPhoneとほぼ同じ手順です。

Androidでの設定手順

  1. 1.LINEアプリを開き、「ホーム」タブを表示する
  2. 2.右上の歯車アイコンをタップして「設定」を開く
  3. 3.「アカウント」をタップする
  4. 4.「パスワード」をタップする
  5. 5.端末の指紋認証や顔認証、画面ロックのPINを設定している場合は、認証操作を求められる
  6. 6.設定したいパスワードを入力する
  7. 7.「変更」をタップして保存する

操作の流れはiPhoneとほとんど変わりませんが、認証画面の表示や、機種によって設定アイコンの位置が多少異なる場合があります。パスワードの文字数や組み合わせの条件はiPhoneと共通で、8文字以上かつ3種類以上の文字種を組み合わせる必要があります。

LINEパスワードの変更方法

すでにパスワードを登録している場合でも、定期的に変更することでセキュリティを高めることができます。変更方法は新規設定の手順と全く同じで、「設定」→「アカウント」→「パスワード」から行います。

新しいパスワードを入力して「変更」をタップすると、それまでのパスワードは上書きされ、新しいパスワードに更新されます。二段階認証など他のセキュリティ機能と組み合わせることで、アカウントの保護をさらに強化できます。パスワードは半年から1年に一度を目安に見直すことをおすすめします。

LINEパスワードの確認方法

セキュリティ上の理由から、LINEは設定済みのパスワードを画面上にそのまま表示する仕組みを採用していません。これは、万が一誰かに端末を見られた場合でもパスワードが漏れないようにするための仕組みです。

そのため、現在パスワードが登録されているかどうかを確認したい場合は、「設定」→「アカウント」→「パスワード」の画面を開いてみてください。パスワードがすでに登録されていれば変更用の入力画面が表示され、未登録であれば新規登録の案内が表示されます。なお、登録した内容自体を忘れてしまった場合は、画面を見ても元のパスワードを知ることはできません。次のセクションで紹介するリセット手順を行う必要があります。

LINEパスワードを忘れた場合の対処法

パスワードを忘れてしまった場合でも、登録したメールアドレスがあればリセットすることができます。

メールアドレスでパスワードをリセットする方法

LINEのログイン画面、またはアカウント設定の画面から「パスワードを忘れた場合」の項目を選択すると、登録済みのメールアドレス宛にパスワード再設定用のリンクが送信されます。受信したメールを開き、案内に従って新しいパスワードを設定してください。

メールアドレスを登録していない場合

メールアドレスを登録していない場合、この方法でのリセットはできません。スマートフォンに直接ログインできている状態であれば、前述の手順でそのまま新しいパスワードを設定できますが、ログインできない状況に陥ると復旧の選択肢が限られてしまいます。特に機種変更や端末の故障などでログイン自体ができなくなってしまった場合、メールアドレスが登録されていないとアカウントの復旧が非常に難しくなるおそれがあります。トラブルを避けるためにも、まだメールアドレスを登録していない場合は、早めに登録しておくことを強くおすすめします。

LINEパスワード設定ができない場合の対処法

パスワードを設定しようとしてもうまくいかない場合、いくつかの原因が考えられます。

まず、LINEアプリが古いバージョンのままになっていないか確認してください。アプリストアから最新版へのアップデートで解決することがよくあります。次に、入力したパスワードが条件(8文字以上、3種類以上の文字種)を満たしているかを見直してください。条件を満たしていないと、エラーが表示されて保存できません。

また、通信環境が不安定な状態で操作すると、設定が正しく反映されないことがあります。Wi-Fiやモバイルデータ通信の状態を確認し、安定した環境で再度試してみてください。最後に、端末側の生体認証やパスコードの設定に問題がある場合、確認画面でエラーが出ることもあります。端末のロック解除設定を見直すことも有効な対処法です。

安全なLINEパスワードを作るコツ

パスワードを設定する際は、ただ条件を満たすだけでなく、推測されにくいものを選ぶことが重要です。

誕生日や名前、電話番号の一部など、個人情報から推測できる文字列は避けましょう。複数のサービスで同じパスワードを使い回すこともリスクが高く、一つのサービスでデータ侵害が発生すると、他のアカウントも連鎖的に乗っ取られる危険があります。LINEの乗っ取り対策としても、強固で他で使っていないパスワードを設定することは基本中の基本です。

また、単純な文字列の繰り返しや、辞書に載っている単語そのものは、ブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)によって突破されるリスクが高くなります。ランダムな文字列を自分で覚えるのが難しい場合は、パスワードマネージャーを使って管理する方法もおすすめです。さらに、フィッシング詐欺によって偽のログインページにパスワードを入力させられるケースもあるため、メールやSMSで届くリンクから安易にログインしないことも忘れずに意識してください。なお、LINEアカウント削除を検討する場合も、事前にパスワードやメールアドレスが正しく登録されているかを確認しておくと、手続きがスムーズに進みます。

LINEのパスワードでのログインをオフにする方法

パソコンや他の端末から不正にログインされることを防ぎたい場合、メールアドレスとパスワードでのログイン自体を無効にする設定も用意されています。

「設定」→「アカウント」を開き、「メールアドレス・パスワードでログイン」のスイッチをオフにすることで、この方法でのログインができなくなります。これにより、パスワードが万が一漏えいしてしまった場合でも、それだけでアカウントへ侵入されるリスクを減らせます。一方で、パソコン版LINEへのログインなど、パスワードを使う場面で不便になる可能性もあるため、二段階認証や多要素認証など他のセキュリティ手段と合わせて、自分の使い方に合った設定を検討してください。

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Chihiro Sato | NordVPN

Chihiro Sato

デジタルセキュリティに関心が高く、読者がオンラインで安全を守るための情報提供を行うライターです。プライバシー保護やインターネットの安全性に関する実用的なアドバイスを中心に執筆し、ユーザーがデジタルライフを守る手助けをしています。執筆の合間には、最新のテクノロジートレンドや新しい技術をチェックしています。