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インターネットバンキングとは?オンラインバンクを安全かつ簡単に利用する方法を解説

インターネットバンキングとは、インターネット上で各銀行のオンラインバンキングサービスを利用して取引を行なうことができる便利なツールで、今や私達の生活に必要不可欠です。今回は、インターネットバンキングの仕組みをはじめ、メリットや危険性、安全に利用するやり方を実際の例を紹介しながら、わかりやすく解説します。

インターネットバンキングとは?オンラインバンクを安全かつ簡単に利用する方法を解説

目次

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インターネットバンキングとは

インターネットバンキングとは、わかりやすくいうと実店舗がある各銀行のインターネット上で金融取引を行うことができるオンラインサービスのことです。また、最近よくニュース等で耳にする「オンラインバンキング」とは、インターネットバンキングのことを指しており、その他にも「ネットバンキング」など別の呼び方もありますが、基本的にどれも意味は同じです。以下に、インターネットバンキングにまつわる用語の意味も紹介します。

  • オンラインバンク:オンラインバンク(ネットバンク、インターネット銀行、オンライン銀行)とは、インターネット上にネット口座またはオンライン口座が存在するオンライン専門の銀行のことで、インターネットバンキングとの違いは実店舗がない点です。
  • ネット口座:ネット口座(オンライン口座)とは、従来の銀行口座やインターネットバンキングとは異なり、インターネットバンクでのみ利用可能な口座を指します。
  • インターネットバンク:インターネットバンクとは、インターネットバンキングという概念そのものを意味するのに加え、上記で紹介したインターネットバンキングサービスを提供している実店舗のある銀行とオンライン専門銀行という、これら2つを含むオンラインバンキングサービスを提供する全ての銀行のことを総じて説明する際に使用されています。ただし、ウェブサイトや銀行によってはオンライン専門銀行のことを「インターネットバンク」と呼ぶ場合もあります。

インターネットバンキングを世界で最も早く導入したのはアメリカで、それまで各銀行が頭を悩ませていた小切手決済業務の代わりに1995年に同サービスを開始しました。1996年にはイギリスでも始まり、その後日本でもサービスが提供され始め、当初は法人向けのみでした。

ほんの少し前までは、振り込みや預け入れ、引き出し、残高照会などの金融取引は、銀行の窓口で行なったり、ATMを通して行なう必要がありました。しかし、近年はインターネットが一般家庭に普及したことで、スマートフォンやパソコンを通して各銀行が提供しているインターネットバンキングサービスを利用することで、従来の振込、預け入れ、引き出し、残高照会に加えて、定期預金や投資信託などがオンライン上で簡単に行なうことができるようになりました。

大手銀行の多くは、従来の窓口サービスとインターネットバンキングサービスの名称を差別化することでわかりやすくしています。たとえば、三菱UFJ銀行のインターネットバンキングサービスの場合は「三菱UFJダイレクト」、ゆうちょ銀行のインターネットバンキングサービスの場合は「ゆうちょダイレクト」、三井住友銀行のインターネットバンキングサービスは「SMBCダイレクト」などという名称でサービスを提供しています。

インターネットバンキングの仕組みと例

以下では、インターネットバンキングの仕組みと例についてまとめました。

  1. インターネットバンキングのやり方や使い方は至って簡単ですが、基本的には各銀行の口座を保持しているユーザーのみが利用することが可能です。まずインターネットバンキングの利用手続きを行なう必要があります。
  2. インターネットを利用して各金融機関のウェブサイトやアプリにIDとパスワードを使ってログインします。この際、これらのプラットフォームはユーザーの個人情報や取引の安全性を確保するために暗号化技術を使用して保護しています。
  3. 取引したい各金融機関の口座情報や名前、送金する金額を入力し、最後にパスワードなどの認証作業を実行することで、希望する送金先にインターネットを介して送金します。
  4. 取引完了後、ユーザーは取引を証明する領収書をオンライン上で受け取り、口座の更新情報をサイトやアプリで確認することができます。

このようにインターネットバンキングは、自分のネットバンキングを使ってインターネット上で送金することで、実際の銀行口座に反映される仕組みとなっています。

以下では、実際にインターネットバンキングを使用したいくつかの支払い例を紹介します。

  • 公共料金の支払い
  • 通信料金の支払い
  • サブスクリプションサービスの毎月の支払い
  • クレジットカードの支払い
  • 家賃や住宅ローンの支払い
  • 税金の支払い
  • 保険料の支払い
  • 学校や塾、習い事などの支払い
  • ネットショッピングサイトで買い物し、決済する際に利用する

オンラインバンクと普通の銀行(窓口)の違い

こちらでは、普通の銀行(窓口)とオンラインバンクの違いについて比較します。

銀行の窓口オンラインバンク
店舗あり原則なし
ATM
  • 店舗内に設置されている
  • 提携ATMを利用
  • 提携ATMを利用
    口座の開設方法
  • ウェブサイト
  • アプリ
  • 店舗の窓口
  • ウェブサイト
  • アプリ
  • 通帳
  • 物理的な紙の通帳あるが近年は有料化が進んでいる
  • ウェブ通帳
  • ウェブサイトやアプリで残高などを確認可能 ※物理的な紙の通帳はなし
  • キャッシュカードありあり
    営業時間ほとんどの窓口の場合、平日9時から15時まで基本的にはメンテナンス時を除いて24時間365日利用可能
    相談・問い合わせ電話、インターネット上、窓口で対応可電話とインターネット上のみ

    インターネットバンキングで何ができるのか?

    従来の銀行の窓口を利用するよりも、インターネットバンキングを使用することで、できることはかなり増えます。以下では、インターネットバンキングを使ってできることについてまとめました

    • オンライン上で振込みを行なう
    • オンライン上で預け入れを行なう
    • オンライン上で口座の残高照会する
    • コンビニや提携銀行のATMで引き出す
    • オンライン上で入金状況を確認する
    • オンライン上で海外送金
    • オンライン上で利用限度額の変更
    • オンラインショッピングで買い物する
    • オンライン上で税金を支払う
    • オンライン上で公共料金を支払う
    • サブスクリプション契約料金を支払う
    • 定期預金の預け入れや解約
    • 外貨預金の預け入れや解約
    • 投資信託の預け入れや解約
    • キャッシュカードの暗証番号を再登録する
    • 住所変更手続きする
    • アプリやウェブサイトを通して物理的なデビットカード、またはオンラインデビットカードの作成
    • 銀行によっては電子決済サービスに利用できる電子マネーに変換

    インターネットバンキングのメリット

    インターネットバンキングを使用するメリットを以下にまとめました。

    • 時間と場所を問わず利用可能:インターネットバンキングでは、パソコンやスマートフォンがあれば、基本的に時間と場所を問わず、利用することが可能です。また、銀行の公式サイトやアプリからこれまでの入出金の詳細を確認や緊急時に即送金することもできます。ただし、注意点としてはインターネットバンキングのシステムがメンテナンスの時間帯や年末年始など長期連休の際のサービス停止期間は利用することができないですが、事前に把握していれば、問題ないでしょう
    • 店舗に足を運ぶ必要がない:かつては銀行の窓口でしか出入金などの取引や通帳記帳ができませんでしたが、インターネットバンキングの場合はパソコンやスマホを通して自分の好きなタイミングで入出金したり、残高確認ができるので非常に便利です。たとえば、公共料金の支払いを忘れていて今日までに送金しなければならないという場合や仕事で銀行やATMにいけない場合などにも有効的といえます。
    • 近くのコンビニや提携銀行のATMでお金を引き出せる:以前は特定の銀行のATMでしか出入金できませんでしたが、近年は各銀行が提携することで多少手数料の違いはありますが、多くのATMでお金を引き出せるようになりました。多くのインターネットバンキングの場合は、提携先の銀行が多く、近くのコンビニや提携先銀行に併設されているATMで現金を引き出すことがより可能になっています。また、同様にネット銀行も提携している各銀行のATMから簡単に引き出し可能です。
    • 利用可能な時間が長い:多くのインターネットバンキングは、各銀行の実店舗やATMよりも利用時間の設定が長い場合が多く、週末や夜中などにも利用することが可能です。実店舗は営業時間が限られており、営業時間内に来店することは難しく、土日は営業時間外という場合がほとんどですが、インターネットバンキングの場合はそういった時間に影響されない点が大きなメリットといえます。
    • 気軽に定期預金を作れる:定期預金を作りたいが、わざわざ窓口に行ったり、ATMまで足を運ぶのが面倒という人も多いでしょう。インターネットバンキングの場合は、オンライン上で簡単に定期預金に預けることが可能です。また、定期預金が満期になった場合はすぐに解約して普通預金に入れたり、再び同じ定期の自動継続の手続きをオンライン上で簡単に行なうことができます。
    • 銀行によっては手数料が安い場合がある:これはインターネットバンキングによりますが、ATMでの引き出し手数料や振込手数料が他の銀行より安い場合があります。多くのインターネットバンキングでは預金残高の金額によって、1か月あたりのATMでの引き出し手数料や他銀行への振込手数料の無料回数を設定しています
    • 良い金利を提供する可能性がある:実店舗がある銀行は対面によるサービスをはじめ、幅広いサービスを提供します。また、オンラインバンクなどのオンライン専用銀行の場合は、実店舗がある銀行に比べて固定費が少ないため、より良い金利を提供する可能性があります。
    • さまざまなことがオンライン上で完結できて利便性が高い:その他にも税金や公共料金の支払いなども全てオンライン上で完結でき、これまで支払いのために銀行やATMの営業時間を注意しながらわざわざ出向いていた労力や時間を削減することができます

    インターネットバンキングのデメリットと危険性

    インターネットバンキングを使用する際のデメリットと危険性を以下にまとめました。

    • IDやパスワードを忘れると本人でも利用不可になる:インターネットバンキングでは、取引をする際の安全性を確保するために本人確認用のIDとパスワードの入力が必要です。しかし、パスワードを忘れてしまうと、本人であってもログインすることができなくなります。再度利用するためにはパスワードの再設定する手間がかかります。また、他の口座への振り込みを行なう場合は、振り込み専用の別のパスワードが必要になっており、以前は専用の物理的な暗証番号カードを利用していましたが、最近は多くのインターネットバンキングではメールアドレスや電話番号宛にSMSなどで送信されるワンタイムパスワードと呼ばれる一度のみ使用可能なパスワードが主流になってきています。銀行によってはスマホのアプリで自動生成する場合もあり、利用する際には30〜60秒ほどの時間制限が設定されており、その時間内に入力する必要があります。
    • インターネットに繋がっていないと利用できない:インターネットバンキングは、インターネットを介すことで利用可能な銀行です。よって、電波が悪かったり、インターネットに接続できない場合は利用することができません。
    • 銀行のスタッフと対面で相談することができない:実店舗の場合は、窓口でスタッフと対面でいろいろな事を相談することができますが、インターネットバンキングの場合はチャットやコールセンターでの対応となります。特にコールセンターの場合は待ち時間が長く、対応したスタッフによって対応差があったり、なかには1日中電話しても繋がらない場合もあり、かなりストレスを感じてしまう可能性があります。
    • IDやパスワードが不正利用される可能性がある:オンライン上には、サイバー犯罪がうごめいており、インターネットバンキングのIDとパスワードも標的となっています。万が一、フィッシング詐欺の被害に遭ったり、マルウェアに感染した場合は、ネットバンキングのIDやパスワードが盗まれてしまい、ネット口座の残高を盗まれてしまう危険性があります。マルウェアとは、悪意のあるソフトウェアや悪質なコードの総称で、感染すると、デバイス内の情報が盗まれたり、デバイス自体が利用不能に陥ってしまいます。このようにスマホやパソコンでインターネットバンキングを利用する際には常にセキュリティ面に注意する必要があります。
    • 海外で利用できない場合がある:銀行によっては、セキュリティや地域の規制により、海外でのアプリやウェブサイトの利用に制限がかかる場合があります。利用前に、各銀行のウェブサイトを確認しましょう。

    インターネットバンキングを安全に利用する方法

    以下では、インターネットバンキングを安全に利用するための方法を紹介します。

    • 強力なパスワードを設定する:インターネットバンキングのパスワードをサイバー犯罪者などに推測されないための最も手っ取り早い方法は強力なパスワードを設定することです。多くの人が「11111111」や「12345678」など単純な数の羅列や誕生日などをパスワードに設定していますが、これらは第三者に簡単に推測されてしまいます。大小英字、数字、記号を組み合わせた複雑なパスワードが理想的といえます。特にインターネットバンキングやネット銀行を利用する際は、強力なパスワードの設定が必要であり、強力なパスワードの作り方や使い方に関してはこちらを参照ください。
    • 多要素認証を有効にする:最近、セキュリティ対策として多要素認証が導入されているインターネットバンキングも多いです。多要素認証とは、複製が難しい指紋や顔、目などを生体認証として利用することで、第三者からのログインを阻止する役割を担っています。セキュリティを強化するには多要素認証を有効にしましょう。
    • SSL化されているサイトだけを利用する:SSL化とは、httpプロトコルの安全性を強化したバージョンで、ウェブサイトのURLがhttps(Hypertext Transfer Protocol Secure)で始まるページのことです。このSSL化によって、インターネットブラウザとウェブサイト間の暗号化通信を可能にし、外部からの盗み見ることを防ぎます。現在、多くのウェブサイトがhttpsをサポートしていますが、なかにはhttpのままのウェブサイトもまだ存在しており、これらはセキュリティが不十分で、マルウェアなどの罠が仕掛けられている危険性があるため、このようなサイトへのアクセスはできるだけ避けましょう。
    • VPNを利用する:インターネット上には、サイバー犯罪者によるさまざまな罠が仕掛けられており、インターネットバンキングを利用する際も注意が必要です。特に駅やカフェなどの公共のフリーWi-Fiはセキュリティが脆弱なため、利用する際はVPNへの接続が必要不可欠です。VPNとは、仮想プライベートネットワークの略称でお使いのデバイスをVPNに接続することでインターネット通信を暗号化し、外部から通信内容を盗み見れないようにします。

    まとめ

    今回はインターネットバンキングの仕組みや特徴、メリットやデメリット、安全性などについて解説しました。インターネットバンキングは、現代の私達の生活をより豊かなものにしてくれる必要不可欠な存在です。しかし一方で、インターネットバンキングを安全に利用するためには、普段から利用しているインターネット環境においてのセキュリティ対策が重要になってきます。オンライン上にはさまざまなサイバー脅威の罠が張りめぐられており、インターネットユーザーであればいつ被害に遭ってもおかしくない状況にあります。特にインターネットバンキングやネット銀行は自身の資産に直接関わる重要なものなので、使い方はしっかりと把握してから使用するのに加え、上記で紹介した各対策を必ず実行することを心がけしょう。

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