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脅威対策Pro™の新機能「セッションハイジャックアラート」

インターネットサーフィンは楽しい一方で、悪意のある第三者によってブラウジングセッションがハイジャックされると、状況は一変します。普段、何か問題が起こっていると感じることは少ないかもしれませんが、その裏では第三者があなたの機密データを盗み、金銭を奪ったり本人になりすまして被害を拡大したりする可能性があります。そこで、NordVPNの脅威対策Pro™の新機能「セッションハイジャックアラート」を利用すれば、迅速な対応により被害を軽減することが可能です。本記事では、セッションハイジャックアラートの仕組みと、この新機能がオンラインの安全性向上に役立つ理由について説明します。

2025年10月1日

読み時間:9 分

脅威対策Pro™のセッションハイジャックアラート

セッションハイジャックアラート機能とは?

セッションハイジャックアラートは、NordVPNの脅威対策Pro™の機能の一部で、ユーザーのログインセッションCookieがダークウェブやその他の既知の情報漏えいリポジトリに出回っていないかを常にチェックし、異常が検出されると即座に通知します。これらのCookieには、特定のウェブサイトで使用されるメールアドレスやパスワードなどのログイン情報が含まれているため、保護が非常に重要です。

悪意のある第三者は、フィッシングサイトやSQLインジェクション攻撃などの手法を用いてひっそりとこれらのCookieを盗み出す可能性があります。一度入手されたCookieは、二要素認証を回避してアカウントにアクセスしたり、ダークウェブでログイン情報を販売するために利用されたりする恐れがあります。

このような情報の流出は甚大な金銭的被害を引き起こす可能性があるため、漏えいしたセッションCookieを即座に検知するダークウェブモニタリング機能を搭載した、セッションハイジャックアラートの利用をおすすめします。

セッションハイジャックアラートはどう機能する?

セッションハイジャックアラートは、人気のあるウェブサイトで使用されるユーザーのCookieを、現在のブラウジングセッション中にモニタリングします。一見、個人情報を収集しているように思えるかもしれませんが、この設定は可能な限り高い安全性と匿名性を提供するために設計されています。

セッションハイジャックアラートでは、初めに特定のブラウザウィンドウが認証Cookieを利用しているかチェックします。その後、Cookieの名前、ドメイン、および一部の値をハッシュ化(暗号化)し、改変されたCookie情報をバックエンドに送信してスキャンを実施します。スキャン後、複数のマッチが得られた場合、ユーザーのデバイス上で照合されます(セッションCookieの完全な情報はデバイス外に送信されません)。漏えいが検出された場合は、Cookieが使用されたブラウザタブに警告が表示され、すべてのウェブプラットフォームから即座にログアウトし、すべてのアカウントのパスワード変更が促されます。

この機能は、NordStellarというサイバー脅威インテリジェンス収集ツールを利用しており、24時間体制でダークウェブを監視、1300億個のダークネットCookieのデータベースをホストすることで、ユーザーの個人情報(メールアドレスやパスワードなど)を必要とせずに漏えいしたCookieを安全に検出できます。

セッションハイジャックアラートの主な特徴

セッションハイジャックアラートには、オンラインの安全対策に不可欠な以下の特徴を備えています。

  • リアルタイムモニタリング。セッションハイジャックアラートを有効にしていると、脅威対策Pro™があなたのブラウザで使用中のCookieと一致するものを、ダークウェブやその他の情報リポジトリから随時スキャンします。
  • 即時アラートシステム。盗まれたCookieが検出されると、すぐに通知が表示され、使用中のアカウントからのログアウトとパスワード変更が促されます。
  • 段階的な対応プラン。個人情報の漏えいが確認されると、混乱を最小限に抑えつつ、状況を迅速に管理するための手順が示された対策が提示されます。
  • プライバシー保護。脅威対策Pro™は厳格なプライバシー管理の下でセッションCookieをモニタリングし、部分的にハッシュ化された情報のみを使用して検査を行うため、個人情報が外部に流出する心配はありません。

セッションハイジャックアラート機能を有効化するには?

この機能を有効にするためには、NordVPNアプリ内の脅威対策Pro™セクションで「高度なブラウジング保護」がオンになっているか確認してください。セッションハイジャックアラートは、高度なブラウジング保護の一部として自動的に有効になります。

セッションハイジャックアラートをオンにする手順は、以下のとおりです。

  1. 1.NordVPNアプリを起動します。
  2. 2.左側に表示される、稲妻アイコン付きのシールドがある「脅威対策Pro™」セクションへ移動します。
  3. 3.「高度なブラウジング保護」をオンにします。
  4. 4.「セッションハイジャックアラート」を選択し、スイッチをオン/オフに切り替えます。

セッションハイジャックアラート通知を受け取った場合の対処法

もしセッションハイジャックアラートの通知が表示された場合は、まず直ちに関連ウェブサイトのパスワードを変更し、他のすべてのデバイスからログアウトしてください。悪意のある第三者はすぐに行動するため、被害防止のためにも迅速な対応が重要です。

さらに、二要素認証を設定して、不正ログインを防ぐ追加のセキュリティレイヤーを導入することを強くおすすめします。ただし、悪意のある第三者がセッションCookieを入手した場合、追加の認証があってもアカウントへのアクセスが可能なケースもあります。また、銀行口座やその他の重要なプラットフォームでは、不審なアクティビティがないか常に監視し、不正な変更があれば直ちに関係当局(例:銀行など)へ報告してください。

盗まれたセッションの危険性

盗まれたセッションは、データ漏えいや個人情報窃盗につながります。盗まれたセッションCookieを使用すると、サイバー犯罪者はCookieを自分のブラウザにコピーするだけで、あなたのアカウントにログインしたままの状態を維持できます。さらに、サイバー犯罪者はメールアドレスやパスワードを含むCookieをダークウェブで販売する可能性もあります。最悪の場合、銀行口座を乗っ取られて金銭的損害を被る場合もあります。以下に、盗まれたセッションCookieがどのように悪用されるかを詳しく説明します。

機微(センシティブ)な情報への不正アクセス

ハイジャックされたセッションCookieは、あなたのオンラインアカウントへの「マスターキー」となります。悪意のある第三者はこのCookieを利用して、以下のような不正行為を行います。

  • データの窃盗。ブラウジングセッションのデータが盗まれると、悪意のある第三者は閲覧していたページのアカウントにアクセスし、さらに追加の情報(たとえば、オンラインショップのクレジットカード番号やSNSの携帯番号など)を奪おうと試みます。また、既に手に入れたデータを利用して、銀行口座へのログインを試みることもあります。
  • 個人情報の窃盗。十分な情報を入手すれば、悪意のある第三者はあなたが利用している他のサービス(特に銀行口座など)にもアクセスを試み、なりすましによる送金、クレジットカード詐欺、さらには信用スコアの低下を招き、深刻な金銭的被害を引き起こす可能性があります。

不正な操作

盗まれたセッションCookieは、被害者のオンラインアカウントへの無制限のアクセスを提供します。これにより、以下のような危険な事態が生じます。

  • 権限のエスカレーション。悪意のある第三者は、あなたのアカウントにアクセスした後、さらに一歩進んで管理者権限など、より高度なアクセス権を取得しようと試みる場合があります。これにより、あなた自身が気づかないうちにアカウント全体が乗っ取られてしまう恐れがあります。
  • アカウントの改ざん。完全な制御権を持った悪意のある第三者は、あなたのアカウントを不正に操作し、許可なく購入を行ったり、資金を自分の口座へ移動させたり、あなたになりすまして友人や知人を騙す行為に走る可能性があります。

金銭的損失

盗まれたCookieは、短期間で大きな金銭的損失に繋がる可能性があります。具体的には以下のようなケースが考えられます。

  • 不正な取引。これはサイバー攻撃における最も深刻な脅威のひとつです。悪意のある第三者があなたの機密情報を入手すれば、銀行口座やその他の決済アプリに不正にアクセスし、資金を自分の口座に送金することが容易になります。
  • 詐欺による不正購入。例えば、オンラインショップのアカウントがハイジャックされた場合、悪意のある第三者はそのアカウントを利用して、できる限りの不正な購入を行い、被害額を膨らませる可能性があります。

評判へのダメージ

Cookie窃盗による被害は、金銭的な損失だけでなく、企業や個人の評判にも大きな影響を与えます。

  • 企業への損害。悪意のある第三者は、大企業のサイバーセキュリティの弱点を狙い、細かなミスすら突こうとします。たとえハイジャックされたブラウジングセッションのような些細な脆弱性でも、企業は金銭の窃盗、訴訟、さらには被害軽減のための多大なコストを負う可能性があります。
  • 個人の評判。企業の場合、彼らの株主や投資家、顧客に対して信頼を失う結果となります。サイバー犯罪を受けてしまうと、短期的な金銭被害以上に、長期的な信用失墜と株価低下につながるリスクがあります。

法的トラブル

セッションのハイジャックやCookie窃盗は、評判の低下に加え、法的な問題も引き起こす可能性があります。

  • 法的責任。企業としては、ハイジャックされたブラウジングセッションやその他のサイバー攻撃は、法的トラブルの発端となりかねません。特に、GDPR(一般データ保護規則)やCCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)など、顧客データ保護が求められる法律に違反すれば、重大な法的措置が取られる可能性があります。
  • 規制による罰金。機密データの安全対策が不十分な場合、企業は罰金を科されることがあります。罰金は比較的少額(または一部サイバープロテクションによって補償される場合あり)ですが、サイバー攻撃後の総合的な金銭的損失と比べても侮れないものとなります。

セッションハイジャックを防止するには

ブラウジングセッションのハイジャックを防ぐには、日常的な警戒心と迅速な対策が求められます。また、脅威対策Pro™を利用することで、流出したセッションCOokieを早期に発見できる可能性が高まります。以下の追加対策も合わせてご活用ください。

  • httpsの利用。httpsは、ウェブサイトが安全な通信プロトコルを使用していることを示す仕組みです。URLバーの左側に表示される鍵マークを確認し、そのサイトがhttpsを採用しているかチェックしましょう。ただし、ハッカーや詐欺師がhttpsを利用して悪質なサイトを正規サイトに偽装するケースもあるため、常に最新の情報を確認し、注意深く行動することが大切です。
  • VPNの利用。VPNを利用することで、暗号化された接続を通じてインターネットを利用でき、オンライン上のプライバシーが大幅に向上します。特に中間者攻撃(MITM)など、特定のセッションハイジャック攻撃に対して効果的な対策となります。NordVPNを選択すれば、脅威対策Pro™をはじめとする多彩なセキュリティ機能も利用可能です。
  • ウェブサイトからのログアウト。一度の使用後、アカウントから必ずログアウトすることで、サーバー側でセッションが無効化されます。これにより、たとえCookieが盗まれたとしても、そのCookieは無効となり、悪用されるリスクが大幅に低減されます。

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Rin Yoshitani

Rin Yoshitani

サイバーセキュリティとデータプライバシーに情熱を持つ、Z世代のテック愛好家です。複雑なテーマをわかりやすく解説することから、オンラインで安全を保つための最新のヒントを共有することまで、彼の目標はサイバーセキュリティを理解しやすく、楽しくすることです。好奇心旺盛でデジタル感覚に優れたRinは、インターネットをより安全かつ自信を持って利用できるようサポートします。