DNSサーバーとは?
DNSとは「Domain Name System(ドメイン・ネーム・システム)」の略で、インターネット通信を行う際にIPアドレスとURLを紐づける重要なシステムです。DNSサーバーは、PCやスマホ、ゲーム機などのデバイスがウェブサイトやオンラインサービスにアクセスする際に欠かせない存在で、快適な通信を実現するための基盤といえます。
インターネット上でウェブサイトと通信する際には、IPアドレスと呼ばれる数字の羅列を使用します。IPアドレスにはいくつか種類があり、私たちがそれらの数字をすべて覚えるのは現実的ではありません。そこでDNSの仕組みによって、「google.com」のようなドメイン名を使って目的のウェブサイトにアクセスできるようになっています。
具体的には、ウェブサイトを閲覧する際、デバイスは接続先サーバーのIPアドレスを特定できないため、割り当てられたDNSサーバーにリクエストを送信します。DNSサーバーは対応するドメイン名とIPアドレスを照合し、その情報をデバイスへ返すことで通信を可能にします。
このように、DNSサーバーはインターネット上の情報を管理・照合する“電話帳”のような役割を果たしており、通信の安定性や速度にも大きく関係します。そのため、オンラインゲームや動画視聴を快適に楽しむには、DNSサーバーのおすすめを押さえて最適な設定を行うことが重要です。
おすすめのDNSサーバー(IPv4・IPv6)
多くのユーザーは、ISP(インターネットサービスプロバイダー)から自動で割り当てられるDNSサーバーを使用していますが、必ずしもそれが最適とは限りません。通信速度が遅かったり、ISPによってオンライン上の行動が収集されることもあります。
そのため、IPv4・IPv6対応のDNSサーバーのおすすめを利用することで、日常のインターネット環境をより快適にできます。ウェブサイトや動画の読み込み速度が向上し、プライバシーの保護も強化されます。さらに、このような高性能DNSを使うことで、結果的にオンラインゲームやリアルタイム通信の安定性が高まることもあります。
1. Cloudflare(1.1.1.1)
| | 優先DNSサーバー | 代替DNSサーバー |
|---|---|---|
| IPv4 | 1.1.1.1 | 1.0.0.1 |
| IPv6 | 2606:4700:4700::1111 | 2606:4700:4700::1001 |
Cloudflareは、非常に高速で信頼性の高い無料パブリックDNSサービスです。Wi-Fi接続を高速化したい場合や、簡単に設定したい場合にもおすすめです。また、DNSサーバーに対するDDoS(分散型サービス拒否)攻撃から保護する機能や、DNSスプーフィングを防ぐ機能も備わっています。
2. Google Public DNS(8.8.8.8)
| | 優先DNSサーバー | 代替DNSサーバー |
|---|---|---|
| IPv4 | 8.8.8.8 | 8.8.4.4 |
| IPv6 | 2001:4860:4860::8888 | 2001:4860:4860::8844 |
GoogleパブリックDNSは、高速で無料、世界中から利用可能です。DDoS攻撃やDNSスプーフィングから保護されます。ただし、Googleのプライバシー規約に従ってDNSデータが使用される点には注意が必要です。
3. Quad9(9.9.9.9)
| | 優先DNSサーバー | 代替DNSサーバー |
|---|---|---|
| IPv4 | 9.9.9.9 | 149.112.112.112 |
| IPv6 | 2620:fe::fe | 2620:fe::9 |
Quad9は、危険なウェブサイトやフィッシングメールリンクをリアルタイムでブロックするセキュリティに優れたDNSです。高速ですが、アクセスしたいサイトがブロックされる場合があります。
4. OpenDNS(208.67.222.222)
| | 優先DNSサーバー | 代替DNSサーバー |
|---|---|---|
| IPv4 | 208.67.222.222 | 208.67.220.220 |
| IPv6 | 2620:119:35::35 | 2620:119:53::53 |
OpenDNSは、高速な応答とドメイン名誤入力の自動訂正機能を備えています。FamilyShieldオプションではアダルトコンテンツをブロック可能で、安定した接続とセキュリティを両立できます。
5. NextDNS
| | 優先DNSサーバー | 代替DNSサーバー |
|---|---|---|
| IPv4 | 45.90.28.190 | 45.90.30.190 |
| IPv6 | 設定不要 | 設定不要 |
NextDNSはリアルタイム分析で危険サイトや広告、トラッカーをブロックできます。無料プランは月間300,000クエリまで利用可能で、子ども用デバイス保護などカスタム設定も可能です。
6. NordVPN
| | 優先DNSサーバー | 代替DNSサーバー |
|---|---|---|
| IPv4 | 103.86.96.100 | 103.86.99.100 |
| IPv6 | なし | なし |
NordVPNはプライベートDNSを提供し、高速で安全な通信を実現します。さらに脅威対策機能やDNSフィルタリングにより安全性を向上させます。海外コンテンツもSmartPlay機能で安全にアクセスでき、アプリから簡単に設定可能です。
オンラインゲームにおすすめのDNSサーバーは?
オンラインゲームを快適にプレイするには、応答速度が速く信頼性の高いDNSサーバーを利用することが重要です。特にPS5での接続では、適切なDNS設定を行うことが大切です。多くのゲーマーは、接続の安定性や通信速度を向上させるおすすめのDNSサーバーとしてNordVPNを利用しています。NordVPNのDNSサーバーは、高速で安定した通信を提供するだけでなく、プライバシーとセキュリティも保護されるため、オンラインゲーム中のラグや接続トラブルを最小限に抑えることが可能です。
DNSサーバーの設定はゲームにどう影響するのか?
DNSサーバーの設定は、ゲームやスマホ、PCでのインターネット体験に大きな影響を与えます。ここでは、DNSがゲームに与える影響や、DNSを変更するメリットについて解説します。
私たちがゲームをプレイする際に経験する問題の中には、DNSの設定が関係している場合があります。高速で信頼性の高いDNSサーバーを利用することをおすすめします。これに接続することで、ウェブサイトやゲームニュースサイトの読み込み速度が向上し、PS5やPS4などでのオンラインプレイもスムーズになります。また、MODやユーザーが作成した改造ゲーム、クラン専用サイトが以前のDNSでブロックされていた場合でも、DNSを変更することでアクセス可能になります。
さらに、接続エラーが原因でプレイできなかったゲームも、DNSサーバーを変更することで問題が解消されることがあります。DNSはゲーム内のレイテンシーには直接影響しませんが、接続の安定性向上に役立ちます。
もしインターネットが遅いと感じた場合は、性能の高いDNSの利用がおすすめです。特にGoogleパブリックDNSは信頼性が高く、IPv4・IPv6両方に対応しており、設定も簡単です。PS5やiPhone、Androidスマホでも、DNS設定を変更するだけで高速かつ安全な通信を実現できます。
DNS以外にゲーム体験に影響を与えるものは?
上記では、DNSの設定がゲームに与える影響について具体例を紹介しました。ゲーム体験はさまざまな要因に左右されますが、ここではDNS以外でゲーム体験に影響を与える要素についてまとめます。
・インターネット接続
多くのオンラインゲームは、プレイヤーのステータスや位置情報を共有するだけなので、通信自体に大きな負荷はかかりません。しかし、安定した接続は不可欠です。回線が不安定だったりサーバーが定期的にダウンすると、ゲーム内での戦闘に影響が出たり、最悪の場合サーバーから切断されることもあります。VPN(仮想プライベートネットワーク)を利用する場合は、スムーズなゲーム体験を実現できるゲーム用VPNを選ぶことをおすすめします。DNSとVPNの違いについても確認しておきましょう。
・ゲームサーバーまでの距離
ゲーム中のデータは、ユーザーのデバイスからゲームサーバーに送信され、サーバーから最新情報が返されるという流れになります。ゲームサーバーが物理的に遠いほどデータの往復時間が長くなり、パケットロスの可能性も高くなります。高速で信頼性の高いDNSサーバーを利用し、適切なDNS設定を行うことは、ゲームサーバーとのデータのやり取りをスムーズにする上でおすすめです。
・Wi-Fi接続
Wi-Fiの電波の強さはルーターまでの距離や障害物に大きく左右されます。別の部屋に移動してドアを閉めるだけでも通信品質が低下することがあります。快適にゲームを楽しむには、Wi-Fiルーターの近くでプレイするか、有線接続で直接ゲーム機にケーブルを接続するのがおすすめです。
・ネットワークの混雑
ISP(インターネットサービスプロバイダー)は最大速度を「X Mbps/Gbps」と宣伝していますが、同時に多くのユーザーが接続していると利用できる帯域は減少します。ネットワークが混雑すると通信が不安定になることがあります。ストレスなくゲームを楽しむには、プレイ前にネットワーク接続を確認し、回線が混み合う時間帯を避けることがおすすめです。
DNSサーバーを選ぶ際に考慮すべきポイント
オンラインゲームや日常のインターネット利用におすすめのDNSサーバーを選ぶ際には、以下のポイントを押さえておくことが重要です。
・速度
高速なDNSサーバーは、ウェブページやゲームサーバーとの通信をスムーズにします。特にオンラインゲームでは、レイテンシーの低いDNS設定が快適なプレイにつながります。
・セキュリティ
DNSサーバーの安全性も重要です。DDoS攻撃やDNSスプーフィングなどの脅威から保護されているサーバーを選びましょう。NordVPNのプライベートDNSを利用すれば、安全性の高い通信とプライバシー保護が同時に実現できます。また、VPN接続と併用することで、さらに安全にインターネットを利用可能です。さらに、DNSリークテストを行うことで、設定が正しく安全に機能しているか確認できます。
・信頼性
サーバーが安定して稼働しているかも重要です。停止や遅延が少ないDNSサーバーは、ゲーム中の接続切断やページ読み込みの遅延を防ぎます。
・追加機能
広告ブロックやトラッカーの遮断、フィッシングサイトのブロックなど、セキュリティや快適さを向上させる追加機能があるDNSはおすすめです。NordVPNのDNSフィルタリングやSmartPlay機能を活用すれば、不要な通信を遮断しつつ海外コンテンツにも安全にアクセスできます。
・互換性と簡単な設定
PS5やPS4、iPhoneやAndroidなど、使用するデバイスに応じたDNS設定が簡単に行えるかどうかも重要です。適切なDNS設定を行うことで、どのデバイスでも安定したインターネット接続が可能になります。
DNSサーバー設定の管理
ここでは、さまざまなデバイスでDNSサーバーの設定を有効化・管理する方法について解説します。PS5やPS4、iPhone、Androidスマホ、PCなど、各デバイスごとのDNS設定手順は下記で詳しく紹介しています。
DNS設定を行う際は、信頼できるDNSサーバーを選び、IPv4・IPv6の両方に対応しているか確認することが重要です。また、設定を変更する前に現在のDNSを控えておき、変更後は接続テストを行うことをおすすめします。これらの基本的なポイントを押さえておくと、下記のデバイス別手順もスムーズに進められます。
iOS(iPhone / iPad)でのDNSサーバー設定方法
- 1.設定アプリを開く
- 2.Wi-Fiを選択し、接続中のネットワークの「i」アイコンをタップ
- 3.DNSを構成を選択
- 4.手動を選択してDNSサーバーを追加
例:1.1.1.1(Cloudflare)、8.8.8.8(Google) - 5.保存して接続を再確立
AndroidでのDNSサーバー設定方法
- 1.設定アプリを開く
- 2.ネットワークとインターネット > Wi-Fi を選択
- 3.接続中のネットワークを長押ししてネットワークを変更を選択
- 4.詳細オプションを表示 > IP設定を静的に変更
- 5.DNS 1 / DNS 2にサーバーアドレスを入力
例:1.1.1.1 / 1.0.0.1 - 6.保存して接続を再確立
Windows 11でのDNSサーバー設定方法
- 1.設定 > ネットワークとインターネット > イーサネット / Wi-Fi を開く
- 2.ネットワーク接続を選択 > プロパティ
- 3.IP設定の編集で「手動」を選択し、IPv4 / IPv6を有効化
- 4.DNSサーバーアドレスを入力
優先DNS:1.1.1.1
代替DNS:1.0.0.1 - 5.保存して接続を再確立
macOSでのDNSサーバー設定方法
- 1.システム設定 > ネットワーク を開く
- 2.使用中のネットワークを選択し詳細をクリック
- 3.DNSタブを選択
- 4.「+」ボタンでDNSサーバーを追加
例:1.1.1.1、8.8.8.8 - 5.適用して設定を保存
ルーターでのDNSサーバー設定方法
- 1.ルーターの管理画面にログイン(ブラウザでIPアドレスを入力)
- 2.ネットワーク設定 / インターネット設定 を開く
- 3.DNSサーバー設定欄を探す
- 4.優先DNS / 代替DNSを入力
例:1.1.1.1 / 1.0.0.1 - 5.設定を保存してルーターを再起動
PS4 / PS5でのDNS設定方法
- 1.設定 > ネットワーク > インターネット接続設定 を開く
- 2.Wi-Fi または LANケーブルを選択
- 3.カスタム > DNS設定 を選択
- 4.手動で優先DNS / 代替DNSを入力
例:1.1.1.1 / 1.0.0.1 - 5.設定を保存して接続を確認
日本でおすすめのDNSサーバーは?
日本で快適にインターネットを利用するには、用途に応じて最適なDNSサーバーを選ぶことが重要です。オンラインゲームやウェブ閲覧、ストリーミングなど、それぞれの目的に合わせたDNS設定を行うことで、速度や安定性、セキュリティを向上させることができます。
日本で快適にオンラインゲームをプレイする場合、通信の安定性と応答速度が非常に重要です。そのため、ゲーム向けにはCloudflare(1.1.1.1 / 1.0.0.1)やGoogleパブリックDNS(8.8.8.8 / 8.8.4.4)が特におすすめです。Cloudflareは高速で安定しており、DDoS攻撃から保護される機能に加えてプライバシーも守られるため、ゲーム中のラグを最小限に抑えたい方に最適です。一方、GoogleパブリックDNSは世界中から利用でき、速度と安定性が高く、手軽に導入できる点が魅力です。
ゲーム以外の日常的なインターネット利用では、ウェブサイトの閲覧や動画ストリーミングに加え、セキュリティやフィルタリング機能も考慮すると便利です。Quad9(9.9.9.9 / 149.112.112.112)は危険なサイトを自動でブロックする機能を備えており、フィッシング詐欺やマルウェアのリスクを減らすことができます。NextDNSはカスタムブロックリストや広告・トラッカーの遮断など、多機能でセキュリティとプライバシーを重視する方に適しています。また、NordVPNのDNSは高速かつ安全な通信を提供し、VPNと組み合わせることで接続の安定性とプライバシー保護をさらに強化できます。
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