2025年の世界トップ空港ランキング
2025年の世界の空港ランキングでは、利用者の体験価値を最大化しようと努力する空港が高い評価を得る傾向が見られました。ランキング入りした先進的な空港には、革新的な施設設計、充実したアメニティ、質の高いサービスなどさまざまな特徴があります。
トップランクの空港を経由地にすることで、これまでにない快適さや新たな発見に満ちた、より豊かな旅の体験が期待できます。
1位:シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール)
シンガポール・チャンギ国際空港は、Skytraxの調査で2025年の「世界最高の空港」の栄誉に輝きました。さらに、「世界最高の空港ダイニング体験」、「世界でもっとも優れた空港のレジャー施設」、「アジア最高の空港」といった複数部門でも首位を獲得しました。
空港中心部に位置する複合施設「ジュエル」にある、高さ40メートルの屋内滝「レイン・ボルテックス」は同空港を象徴する存在です。壮大な滝は周囲を取り囲む緑豊かな庭園とともに、空港内にいながら自然の驚異と静けさを感じられる空間を演出しています。
食事、エンターテイメント、利便性など、あらゆる面で旅行者の期待を上回るサービスを提供している空港です。
2位:ドーハ・ハマド国際空港(カタール)
ドーハ・ハマド国際空港は2024年のSkytraxの調査でも「世界最高の空港」、「中東最高の空港」に選ばれ、ショッピング体験においても世界トップの評価を受けました。その後も一貫して卓越したサービスと施設を提供し続け、世界の旅行者から高い評価を得ています。
見どころはターミナル内に広がる壮大な屋内熱帯庭園「The Orchard」で、6,000本以上の樹木と2万5,000本以上の植物が植えられています。くわえて、長時間のフライトや乗り継ぎの疲れを癒やす、以下のようなラグジュアリーな施設が充実しており、魅力的です。
- 高級ブランドが並ぶショッピングエリア
- 最先端設備のフィットネスセンター
- スパ施設
- 静かで快適な休憩スペース
3位:東京・羽田空港(日本)
東京・羽田空港はSkytraxの調査で、「世界でもっとも清潔な空港」として通算11回目、9年連続という記録を誇ります。また、「世界最高の国内線空港」、「世界最高のPRM(お身体の不自由なお客様)およびアクセシブル施設」部門でも1位を獲得しました。
東京・羽田空港が利用者からの揺るぎない支持を集める要因は、以下のとおりです。
- 都心部への優れたアクセス
- 迅速で効率的な旅客処理システム
- 多彩な飲食店とショッピングオプション
4位:ソウル・仁川国際空港(韓国)
ソウル・仁川国際空港は、「世界でもっとも家族に優しい空港」としてSkytraxの調査でランクインしました。とくに小さな子ども連れのご家族にとって、安心して利用できる環境が整備されている空港です。たとえば、空港には以下のような施設やサービスがあります。
- 広々としたキッズゾーン
- ベビールーム
- ベビーカーの無料貸し出しサービス
- 家族で楽しめる文化体験プログラム
さらに、総合的な顧客満足度を高める要因となっているのは、以下の設備やシステムです。
- 入国から出国までの手続きの迅速さと簡便さ
- 空港内全域の徹底した清潔管理
- 多様な食文化に対応するレストランや免税店の豊富さ
- 高度なセキュリティシステム
- 親切なスタッフによる質の高いサービス
5位:東京・成田空港(日本)
東京・成田空港は、Skytraxの2024年の調査で「世界最高の空港スタッフ」、「アジア最高の空港スタッフ」に輝きました。
日本の「おもてなし」の心が、国際的に高く評価されていることがランクインの背景にあります。また、空港内のあらゆる場面で提供される丁寧・迅速で心温まる対応が、ランキング上位に選ばれた要因です。
さらに、成田空港では、以下のような日本の伝統文化を気軽に体験できるサービスが充実しています。
- 書道の手ほどきを受けられるアクティビティ
- 日本の版画を自分で摺れる体験プログラム
- 出発前や乗り継ぎ時間を有意義に過ごせる工夫
グルメが充実している空港
世界の空港において、食事の選択肢の豊富さやおいしさは、旅行者の満足度を大きく左右する要素です。その土地ならではの食文化の体験は、乗り継ぎ時間や出発前のひとときを豊かにしてくれます。
Skytraxの2025年のランキング上位の空港は、「多様なニーズに応える幅広いジャンルの飲食店」、「そこでしか味わえないメニュー」を提供しています。次の旅行ではグルメの充実度で評価の高い空港を選んで、その土地ならではの食文化の魅力を体験しましょう。
1位:シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール)
シンガポール・チャンギ国際空港は、世界でもトップクラスのグルメ体験ができる空港として知られています。空港全体で245以上もの飲食店が軒を連ね、アジア最大級ともいえる広大な飲食エリアが広がります。
空港内にはローカルな屋台料理から洗練された高級レストランまでそろっており、さまざまな料理を楽しむことができるのが魅力です。
2位:東京・羽田空港(日本)
東京・羽田空港は日本の玄関口として、国内外の旅行者にクオリティの高い食の体験を提供しているのが特徴です。とくに国際線ターミナルにある江戸の街並みを再現した「江戸小路」には、日本各地の郷土料理や老舗の味が集結しています。
ラーメン、天ぷら、うなぎといった定番の日本食はもちろん、見た目も美しいスイーツや上質な和菓子なども充実しています。味のクオリティが高く海外の旅行者にも、「日本の豊かな食文化を空港で手軽に体験できる」と評価されてランキング入りしました。
3位:ローマ・フィウミチーノ空港(イタリア)
ローマ・フィウミチーノ空港は、イタリアの美食を空港内で満喫できるのが特徴で、ほかの空港とは一線を画す魅力を持っています。とくに注目すべきは、イタリアの食文化を代表する高品質な食材や料理を提供する「Eataly」の存在です。
「Eataly」では、以下のようなイタリアならではの食材や料理が提供されています。
- 地元産のオリーブオイル
- 風味豊かなチーズ
- 厳選されたワイン
- 本場のピザやパスタ
また、イタリアのバール文化を反映したカフェも充実しており、エスプレッソやカプチーノを片手に旅の合間のひとときを過ごせます。
4位:ソウル・仁川国際空港(韓国)
ソウル・仁川国際空港では、最新テクノロジーを駆使したユニークな飲食体験が旅行者を待っています。たとえば、「Robot Gimbap」ではロボットが韓国風海苔巻き「キンパ」を調理しており、目と舌で料理を楽しめます。
さらに、LGが開発したロボット「Air-dilly」が、カフェなどから注文された料理を旅行者へ届けるサービスも展開中です。
5位:東京・成田空港(日本)
東京・成田空港では郷土料理をテーマにしたレストランが展開されており、出発前の短い時間でも日本の味覚を存分に楽しむことができます。たとえば、北海道のスープカレーや名古屋の味噌カツ、博多のラーメンなど日本各地を代表する名物料理を味わえます。
旅行者には、空港にいながら全国を巡る日本横断グルメツアーを体験しているかのような気分を味わえると好評です。
快適性が高い空港
空港の快適性は旅行者の満足度を大きく左右する重要な要素で、国際的な指標によって客観的に評価されます。
「施設の清潔さ」、「サービス品質」、「待ち時間の少なさ」、「アメニティの充実度」など、多岐にわたる評価項目があります。旅行者にストレスの少ない快適な時間を提供している空港を利用して、充実した旅を実現しましょう。
日本:羽田空港
東京・羽田空港はSkytraxの調査で10年連続、最高評価である5つ星空港に認定されるという快挙を成し遂げました。
高い評価の背景には、以下のような利用者の視点に立った細やかな配慮と先進的な取り組みがあります。
- 国内線第1・第2ターミナルでWHILL社製自動運転車椅子を導入
- 長距離移動に不安のある乗客をサポート
- ターミナル内をスムーズかつ安全に移動可能
2022年12月には空港に直結する形で、「ヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港」が開業しました。ホテルには展望露天風呂がある「泉天空の湯 羽田空港」や、多彩な店舗が集まる「羽田エアポートガーデン」が併設されています。
日本:成田空港
東京・成田空港は高品質なサービスと充実した施設が高く評価され、Skytraxから2年連続で5つ星空港の認定を受けました。新設された「JAPAN FOOD HALL」には日本の有名店が集結し、出国審査後でも本格的な日本の味を堪能できると好評です。
また、同エリアには国内空港初の飛行機を眺めながら過ごせる屋外テラスも設けられ、開放的な空間でリフレッシュできます。LCC専用に設計された第3ターミナルにも、効率性を重視しつつ、利用者が快適に過ごせるような工夫が凝らされています。
施設全体の質の高さときめ細やかなサービスが評価され、「世界最高の空港スタッフサービス」賞の受賞にもつながりました。
アメリカ:ミネアポリス・セントポール国際空港(MSP)
ミネアポリス・セントポール国際空港は、2024年にJ.D. Powerが実施した北米のメガ空港部門における顧客満足度調査で第1位を獲得しました。
調査によると、以下の7つの評価項目すべてで最高評価を受けています。
- ターミナルの施設
- 空港アクセス
- 手荷物受取
- 保安検査
- 搭乗ゲートエリアの飲食・小売サービス
- 到着サービス
- 出発サービス
空港内は「モールのように快適」と形容されるほど店舗のバリエーションが豊かで、清潔かつ機能的な空間が広がっています。さらに、航空データ分析で有名なCiriumのレビューにおいて、定時出発率84.44%という高い数値を記録しました。
Wi-Fiが速い空港
スマホの利用が浸透した現代の旅行において、空港での快適なインターネット接続は不可欠な要素です。Ooklaが発表した世界主要空港のWi-Fi速度比較調査の中から、いくつかの空港のダウンロード・アップロード速度を紹介します。
高速なWi-Fi環境は、「ビジネス利用」、「待ち時間の動画視聴」、「家族や友人との連絡」など、さまざまな場面で旅行者の体験を向上させます。なお、安全に通信するため、公共Wi-Fi接続時はセキュリティ対策にVPNの利用が推奨されています。
VPN利用が推奨される理由については、「フリーWi-Fi(ワイファイ)の危険性とは?回避する方法を解説」を参照してください。
日本:羽田空港
羽田空港は東京都心へのアクセスが非常によく、国内線・国際線ともに日本の空の玄関口として重要な役割を担っています。近年では、第2ターミナルでの国際線対応エリアの拡大や、より快適な施設・サービスの更新が進められています。
羽田空港のWi-Fiはダウンロード速度51.26Mbps、アップロード速度73.84Mbpsと十分に高速で快適です。「フライト前の情報収集」「ビジネスメールの確認」「動画のストリーミング再生」なども、比較的スムーズに行える通信速度です。
中国:杭州蕭山国際空港
中国の杭州蕭山国際空港は、アリババ本社があるなど経済発展が著しい杭州市の空港で、国際線・国内線ともに路線網を拡大しています。2024年には第4ターミナルに国際乗り継ぎエリアを開設し、国際線・国内線の利便性が大幅に向上しました。
杭州蕭山国際空港はダウンロード速度101.01Mbps、アップロード速度104.15Mbpsという高速なWi-Fi環境が提供されています。ただし、中国国内のインターネット環境の特性上、国外のコンテンツにアクセスできないケースも見られますので注意しましょう。
アメリカ:サンフランシスコ国際空港
アメリカ西海岸の主要なハブ空港であるサンフランシスコ国際空港は、シリコンバレーにもっとも近い国際空港です。2024年9月にはターミナル間のセキュリティエリア内での移動が可能になるなど、利便性向上のための改修が進められています。
サンフランシスコ国際空港はダウンロード速度173.55Mbps、アップロード速度233.29Mbpsと世界でもトップクラスのWi-Fi速度です。空港内の高速Wi-Fiは無料で提供されており、多くの旅行者にとって心強いサービスとなっています。
フランス:シャルル・ド・ゴール国際空港
フランスのパリにあるシャルル・ド・ゴール国際空港は、複数のターミナルビルを持つヨーロッパ最大級のハブ空港です。日本航空(JAL)が2025年5月から羽田=パリ線に最新鋭のエアバスA350-1000を導入するなど新しい動きも見られます。
シャルル・ド・ゴール国際空港のWi-Fiはダウンロード速度107.13Mbps、アップロード速度131.03Mbpsと非常に高速です。空港内では無料でWi-Fiサービスが提供されており、広大なターミナル内での情報収集や連絡手段として活用できます。
インド:インディラ・ガンディー国際空港
インドの首都デリーに位置するインディラ・ガンディー国際空港は、南アジアを代表する大規模空港です。最新設備とインドの伝統文化が融合したデザインが特徴で、空港内には美しいアートワークやヨガルームまで備えています。
インディラ・ガンディー国際空港はダウンロード速度86.37Mbps、アップロード速度77.88Mbpsの無料Wi-Fiが提供されています。「GMR Free Wi-Fi」を選択し、電話番号を入力してワンタイムパスワードを取得・入力すると接続できる仕組みです。
インドネシア:スカルノ・ハッタ国際空港
インドネシアのジャカルタにあるスカルノ・ハッタ国際空港は、東南アジアの主要なハブ空港のひとつです。インドネシアの初代大統領と副大統領の名を冠しており、現在はターミナル4の建設計画が進行中です。
スカルノ・ハッタ国際空港のWi-Fiはダウンロード速度44.96Mbps、アップロード速度49.81Mbpsと報告されています。ほかの主要空港と比較すると標準的ですが、一般的なWebサイトやSNSを快適に利用できる速度です。
快適で価値のある旅のために空港にもこだわろう!
当記事では、設備・快適性・グルメ・Wi-Fiの速度といった多角的な視点から、世界トップの空港の魅力を紹介しました。旅のはじまりと終わりを彩る重要な場所である空港内での体験は、旅行全体の印象を左右します。
空港の公共Wi-Fiは動画視聴・知り合いとの連絡・ビジネス利用などに非常に便利ですが、セキュリティ面での注意が必要です。ハッカーによる通信の盗聴や中間者攻撃のリスクを避け、セキュリティを強化するために、VPNの利用を検討しましょう。
公共Wi-Fi接続時にもVPNを使用すれば通信が暗号化され、第三者に内容を読み取られる危険性を軽減できます。また、VPNはIPアドレスを隠すため、第三者による位置情報や閲覧履歴の追跡を困難にしてプライバシー保護にもつながります。
快適で価値のある体験を満喫するために、さまざまなランキングに入った空港を利用して旅をしてみましょう。
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