DNS Aレコードとは?
DNS “A”レコードは、特定のドメイン名を対応するIPv4アドレスにマッピングするドメインネームシステムの基本コンポーネントです。 たとえば、google.comのAレコードはグーグルのIPアドレスにリンクしています。 ウェブサイトにIPv6アドレスがある場合、代わりに「AAAA」レコードを使用します。 これらのレコードにより、ユーザーは数値のIPアドレスではなく、覚えやすいドメイン名を使ってウェブサイトにアクセスできます。 Aレコードがないと、ユーザーがURLにアクセスしようとしたときにエラーが発生します。 さらに、Aレコードはサブドメインを指すこともでき、ウェブアドレスの整理がさらに強化されます。
こちらも参照のこと: DNS AAAAレコード, DNSレコード
DNS Aレコードの仕組み
Aレコードは、ドメイン名をDNSの対応するIPv4アドレスにリンクすることで機能します。 ユーザーがブラウザにURLを入力すると、DNSリゾルバはそのドメインに関連するAレコードをDNSサーバーに問い合わせます。 サーバーはIPアドレスで応答し、ブラウザが正しいサーバーに接続してウェブサイトを読み込むことができます。 Aレコードが欠落していると、ユーザーは目的のサイトに到達できず、エラーが発生します。
DNS Aレコードの使用例トップ5
- IPアドレスを調べる:DNS Aレコードの主な用途は、特定のドメインに関連するIPアドレスを見つけることであり、これによってユーザーはIPを記憶することなく、デバイスがウェブサイトにアクセスできます。
- DNSBLの運用:組織はしばしばAレコードを使用して、DNSBL(Domain Name System-based Blackhole List)を作成・管理し、メールサーバーがスパムメールを識別・ブロックするのに役立ちます。
- ファイアウォールとセキュリティ・アプライアンス:Aレコードは、ファイアウォールやセキュリティアプライアンスにトラフィックを転送し、送受信接続を確実に監視・制御します。
- VPNサーバー:VPNプロバイダーは、Aレコードを使用してドメイン名とサーバーのIPアドレスをリンクし、ユーザーが安全にサービスに接続できるようにします。
- モニタリング・サービス:監視ツールは、ドメイン名をIPアドレスにマッピングして定期的にチェックすることで、ウェブサービスの可用性とパフォーマンスを追跡するためにAレコードに依存しています。