韓国・ソウル:『イカゲーム』の緊張感を体感
2021年に社会現象を巻き起こした韓国ドラマ『イカゲーム』は、衝撃的なストーリーだけでなく、ロケ地の魅力でも注目を集めました。ドラマの公開後、ソウル市内に点在する撮影場所は世界中からファンが訪れる人気の聖地へと姿を変えています。
象徴的なロケ地を巡る旅の大きな利点は、まるで自分が物語の登場人物になったかのように没入感を味わうことができることです。主人公たちの過酷な運命に思いを馳せながら、ソウルの日常に溶け込む非日常の空間を訪ねてみましょう。
地下鉄ホーム:主人公がスカウトされる
主人公ソン・ギフンが謎の男と出会う物語のはじまりは、ソウルの地下鉄・新盆唐線「良才(ヤンジェ)市民の森駅」で撮影されました。多額の借金を抱えたギフンが「賭けメンコ」に誘われる、ドラマの展開を左右する極めて重要な場面となっています。
良才市民の森駅は市瑞草区良才洞に位置し、副駅名「梅軒(Maeheon)」は独立運動家・尹奉吉の号にちなんだものです。
オレンジ色のタイルが印象的な駅のホームに立つと、ギフンの戸惑いや焦燥感が伝わるような臨場感を味わえるのが魅力です。多くの人々が利用する日常的な空間でゲームへの扉が開かれたというギャップが、ドラマの不気味さとリアリティを際立たせます。
ギフンの自宅周辺 双門洞の下町風景
主人公ソン・ギフンが母親と暮らしていた地域として登場するのは、ソウル市北部の双門洞(サンムンドン)です。実際の住宅街や市場が撮影に使われ、昔ながらの庶民的な生活感がそのまま映し出されています。
狭い路地・低層の集合住宅・地元の商店が並ぶ双門洞は、裕福ではない庶民の暮らしをリアルに伝える舞台となりました。とくに白雲市場周辺は、ドラマの雰囲気を感じられるスポットとして注目され、観光客がよく訪れることで有名です。
華やかな江南エリアとは対照的な双門洞の風景は、ギフンのおかれた境遇や社会格差を象徴する場面として、説得力を持っています。ソウル観光の際には、ローカルフードを味わいながら、作品に描かれた世界を体感できるおすすめの場所です。
『イカゲーム』のロケ地巡りは、ソウルの観光やグルメの多様な魅力を発見する絶好の機会にもなります。
たとえば、主人公が母親と暮らした双門洞の「白雲市場」は、昔ながらの庶民的な雰囲気が残る場所です。ドラマに登場した店を眺めながら、ホットクやキンパといったローカルフードを味わうのも楽しみのひとつになります。
また、地下鉄を利用すれば、最新のコスメやファッションがそろう明洞や、若者文化で賑わう弘大へも簡単に移動できるでしょう。
スイス:『愛の不時着』の絶景に浸る
大ヒットドラマ『愛の不時着』の大きな魅力は、感動的なストーリーにくわえて、スイスの息をのむほど美しい風景にもあります。
物語の重要な場面の舞台となったロケ地は、いまや世界中のファンが訪れる特別な場所へと姿を変えています。アルプスの雄大な山々や宝石のように輝く湖が織りなす絶景は、主人公たちの愛の物語をより深く感じさせるでしょう。
シグリスヴィル・パノマ橋:主人公2人が運命の出会いを果たす
2人の主人公が運命的な出会いを果たしたシグリスヴィルのパノラマ橋は、物語全体の象徴といえる重要な舞台です。
全長340m、高さ182mの壮大な吊り橋では足元が透けて見え、スリル満点の空中散歩を体験できます。橋の上からはエメラルドグリーンのトゥーン湖や、ベルナーアルプスの名峰を一望できるのが大きな魅力です。
ドラマでは、それぞれ異なる目的で橋を訪れた2人が偶然出会う、緊張感に満ちた場面が描かれました。橋の中央から眼下に広がる絶景を眺めれば、登場人物たちの心情や物語の奥深さに思いを馳せることができるでしょう。
イゼルトヴァルトのピアノ桟橋:主人公がピアノを弾いた
主人公が兄への思いを込めてピアノを奏でたイゼルトヴァルトの桟橋は、静寂と美しさが調和した幻想的な場所です。
「アルプスの宝石」と称されるブリエンツ湖のほとりに伸びる木製の桟橋は、ドラマの叙情的な世界観を体現しています。ターコイズブルーの湖面と険しい山々のコントラストは、まるで絵画のような美しさです。
訪れる人が急増していますが、桟橋は私有地のため、現在では入口にゲートが設けられ、入場に5フランが必要です。
ドラマで流れた美しいピアノの旋律を思い出しながら、静かな湖面に響き渡る音色を想像してみてください。桟橋の先端で涼やかな風を感じながら、心静かに景色と向き合う特別な時間をもつのもおすすめです。
『愛の不時着』のロケ地巡りは、スイス・ベルナーオーバーラント地方の魅力を満喫する絶好の機会となります。
各ロケ地は観光拠点インターラーケンからのアクセスが非常に便利で、公共交通機関で効率よく巡ることができるのが利点です。シグリスヴィルへはトゥーン駅から、イゼルトヴァルトへはインターラーケン・オスト駅からそれぞれ移動できます。
ほかに、ユングフラウ鉄道でヨーロッパ最高地点の駅を目指すなど、山岳アクティビティを組み合わせるのもよいでしょう。季節ごとに春の新緑・夏の高山植物・秋の黄葉・冬の雪景色と、まったく異なる表情を見せてくれるのが魅力です。
フランス・パリ:『エミリー、パリへ行く』の日常を歩く
ドラマ『エミリー、パリへ行く』は、主人公の仕事や恋模様にくわえて、パリの美しい街並みも大きな魅力といえます。ロケ地を巡れば、まるで自分が物語の主人公になったかのように、きらめきと喜びに満ちた特別な時間を過ごすことができます。
エミリーが駆け抜けた石畳の道やランチを楽しんだカフェなど、彼女の日常を追体験する旅に出かけてみましょう。憧れのパリジェンヌ気分を味わいながら、ファッションやアートとともに美食の街パリの魅力を堪能してください。
ヴァロワ広場:エミリーの職場がある広場
エミリーが働くマーケティング会社「Savoir」のオフィスの外観撮影地が、ルーブル美術館に隣接するヴァロワ広場です。18世紀の古典主義様式の優雅な建物に囲まれた広場は、パリの中心部にありながらも落ち着いた空気が流れています。
石畳の広場に足を踏み入れると、エミリーが新たなキャリアへの期待を胸に出勤する場面が目に浮かぶようです。広場に面したギャラリーなどを眺めて歩けば、ドラマで描かれたパリの華やかな日常を肌で感じられるでしょう。
ブーランジェリー・モデーヌ:主人公のお気に入りのパン屋
エミリーがパン・オ・ショコラをはじめて味わい、おいしさに感動したパン屋が「ブーランジェリー・モデーヌ」です。赤い日よけが目印のお店は、ドラマ放送後に世界中からファンが訪れる人気スポットとなりました。
店内にはバターの芳醇な香りが満ちており、焼きたてのクロワッサンやタルトが宝石のように並んでいます。エミリーのようにパン・オ・ショコラを片手に店の前で記念撮影をすれば、忘れられない思い出になるはずです。
ドラマ『エミリー、パリへ行く』のロケ地が集中するエリアは、まさにパリ観光の魅力が凝縮された散策コースです。
ラテン区にあるエミリーのアパルトマンから徒歩数分圏内に、「ブーランジェリー・モデーヌ」「Gabrielのレストラン」や小さな広場「Place de l’Estrapade」があります。周辺は中世以来の学術と文学の街として知られており、細やかな石畳や歴史ある建造物、カフェ、美術館などが点在しています。
さらに、ラテン区を出てセーヌ川沿いへ歩き、カフェ・ド・フロールのような歴史ある老舗カフェを楽しみましょう。パリの街なかのカフェテラスでカフェオレをすすりながら、自然と心が軽くなる至福のひとときを味わうことができます。
ほかにも、「パレ・ロワイヤル庭園」「ポン・アレクサンドルIII」など、エミリーの物語にも登場する名所が次々と現れます。計画を立てすぎずふらふらと気の向くまま歩くならば、ラテン区からセーヌ川沿いへとつながるルートは理想的です。
アイルランド:『Wednesday』のダークな世界へ
大ヒットドラマ『Wednesday』は、シーズン2で舞台がルーマニアから神秘的な伝説が息づくアイルランドへと移ったのが特徴です。
ケルト文化の奥深い歴史と、霧が立ち込める荘厳な自然が融合した土地は、ゴシックミステリーに新たな深みをもたらします。アイルランドの古城や緑豊かな丘陵地帯を巡り、ダークで魅力的なドラマの世界観に浸る旅へと出かけましょう。
アッシュフォード・スタジオ:主要撮影地
『Wednesday』シーズン2の制作拠点は、首都ダブリンの南に位置するウィックロー県のアッシュフォード・スタジオです。「アイルランドの庭」と称される風光明媚な地域には、なだらかな丘陵や深い森が広がり、神秘的な風景を楽しめます。スタジオではネヴァーモア学園の内部など多くのセットが組まれ、物語の心臓部が生み出されました。
アッシュフォード・スタジオは「ヴァイキングス」といった歴史大作の撮影地としても知られ、世界水準の制作環境が整っています。スタジオ内部の見学はできませんが、周辺をドライブするだけでも、クリエイティブなエネルギーを感じ取れるでしょう。
シャーレヴィル城&トリニティ・カレッジ:ゴシック建築の魅力
ドラマのダークでアカデミックな雰囲気は、実在する歴史的建造物によって強く印象づけられています。オファリー県に佇むシャーレヴィル城は19世紀のゴシック建築の傑作で、尖塔や威圧的な外観は学園のイメージそのものです。アイルランドでもっとも幽霊が出るとの噂もあり、ドラマの超常的な世界観と完璧に共鳴します。
一方、ダブリン中心のトリニティ・カレッジ・ダブリンは1592年設立のアイルランド最古の大学で、訪問価値が高い学術的スポットです。アーチ型の高い天井を持つ図書館「ロング・ルーム」は、ウェンズデーが好みそうな学究的で荘厳な空間といえるでしょう。
『Wednesday』のロケ地巡りは、アイルランドの多様な文化と雄大な自然を体験する素晴らしいきっかけになります。撮影地であるウィックロー山脈国立公園では美しいハイキングコースを散策でき、広大な緑を全身で感じることができます。夜にはダブリン市内のパブへ足を運び、伝統音楽の生演奏に耳を傾けるのも、忘れられない思い出となるでしょう。
首都ダブリンは比較的コンパクトな街のため、トリニティ・カレッジなどの主要な観光スポットは徒歩で巡ることができます。また、ダブリンを拠点とした日帰りツアーも催行されており、モハーの断崖のような壮大な自然景観へも気軽にアクセス可能です。
クロアチア:『ゲーム・オブ・スローンズ』の壮大な世界を歩く
叙事詩的ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で七王国の首都の舞台となったのは、クロアチアの都市ドゥブロヴニクです。アドリア海の紺碧の海に抱かれた中世の城郭都市は、物語の世界からそのまま抜け出してきたかのような荘厳さをたたえます。
「アドリア海の真珠」と謳われるオレンジ色の屋根瓦が連なる街並みは、鉄の玉座を巡る権力闘争が繰り広げられた王都のイメージそのものです。ファンならば誰もが心を震わせるであろうドゥブロヴニクで登場人物たちの足跡をたどり、壮大な世界の息吹を感じてみてください。
ドゥブロヴニク旧市街(王都キングズ・ランディング)
世界遺産に登録されているドゥブロヴニク旧市街は、キングズ・ランディングに迷い込んだかのような錯覚に陥る場所です。サーセイ・ラニスターが屈辱的な苦行を強いられた場面が撮影されたイエズス会教会の階段には、多くのファンが訪れます。
旧市街を囲む雄大な城壁の上を歩けば、眼下にオレンジ色の屋根が波のように広がり、その先にはきらめくアドリア海が続きます。絶景は、ラニスター家が権勢を誇った「赤の王城」から王都を眺めているかのような感動を与えてくれるでしょう。
スルジ山展望台(王都を見下せる丘)
旧市街の背後にそびえるスルジ山の山頂では、キングズ・ランディングの全景をその目に焼き付けられます。ロープウェイで登る展望台から眼下を見渡せば、城壁に囲まれた旧市街と紺碧のアドリア海が織りなす息をのむほど美しいパノラマが広がります。
展望台からの景色は、デナーリス・ターガリエンがドラゴンとともに王都を見下ろした場面を彷彿とさせます。とくに、太陽が水平線に沈む夕暮れ時は、街全体が黄金色に染め上げられる幻想的な時間で、必見です。
ドゥブロヴニクの魅力はドラマのロケ地という側面だけにとどまらず、まるで時代を超えて歩くかのような深みと情緒にもあります。旧市街の迷路のような路地を散策すれば、ゴシック様式の総督邸やバロック様式の大聖堂といった歴史的な建造物に出会えます。
散策でお腹が空いたら、旧港近くのレストランでアドリア海の新鮮なシーフード料理に舌鼓を打つのもおすすめです。潮風を感じるテラス席で、名物のムール貝のワイン蒸しなどを地元の白ワインとともに楽しむ時間は格別です。
ロケ地巡りをもっと安心に楽しむために
大好きな海外ドラマの舞台を実際に訪れる旅は、物語の登場人物になったかのように深い感動を味わえる特別な体験です。
たとえば、韓国ドラマ『イカゲーム』で描かれたソウルの日常に溶け込む非日常の空間では、緊張感とリアリティを体験できます。また、フランス『エミリー、パリへ行く』の華やかな石畳の道を歩けば、パリジェンヌの日常を知り、美食の街の魅力を楽しむことができます。
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