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脅威対策Pro™の新機能「暗号資産ウォレットアドレスチェッカー」

暗号資産取引においては、中央管理者を介さず、ブロックチェーン技術などを利用してユーザーが直接、暗号資金を取引したり、金融サービスを利用したりできる分散型暗号資産システムが浸透してきました。分散型暗号資産システムでは、これまでは銀行などが担っていた中央管理者が存在しない分、資金の移動や取引のプロセスが可視化され、ユーザーが取引の透明性を確認できます。しかし、中間管理者を排除することで、同時に安全装置も存在しないことを意味します。もしも悪意のあるウォレットアドレスに送金してしまえば、資金は永久に失われるリスクがあります。そこで、NordVPNの脅威対策Pro™に、新たに「暗号資産ウォレットアドレスチェッカー」が追加されました。この新機能は、あなたの資金保護に一層の安全性を提供します。

2025年8月28日

読み時間:7 分

脅威対策Pro™の新機能「暗号資産ウォレットアドレスチェッカー」

暗号資産ウォレットアドレスチェッカー機能とは?

詐欺や危険な暗号資産ウォレットアドレスがオンライン上で増加している現状を鑑み、NordVPNは脅威対策Pro™のツールセットに暗号資産ウォレットアドレスチェッカーを加えました。この機能は、ウェブ閲覧中に表示される潜在的に危険な暗号資産ウォレットアドレスを特定し、ユーザーを保護します。これにより、リスクの高い取引を回避し、デジタル資産管理における一般的なミスを防止するサポートをします。

さらに、このウォレットアドレスチェッカーは脅威対策Pro™に組み込まれているため、広告やトラッカーのブロック、ダウンロード時のマルウェアスキャン、フィッシングサイトへの警告、不正なドメインへのアクセス防止など、他のセキュリティツール群と連携し、暗号資産を扱っていない時でもインターネットをより安全に利用できるエコシステムの一部として機能します。

暗号資産ウォレットアドレスチェッカーはどう機能する?

機能が有効になっている時、脅威対策Pro™は閲覧中の各ウェブページのテキストをスキャンします。ページ上に表示されるウォレットアドレスを検出し、危険な可能性があると判断されるアドレスに対しては注意を促します。具体的なプロセスは以下のとおりです。

  1. 1.ページスキャン。ウェブ閲覧中、ツールは表示されているページ内のテキストをあなた自身のデバイス上でチェックします。つまり、ページに含まれる文章や数字をその場で解析し、ブロックチェーン(ビットコイン、イーサリアム、ソラナなど)で決まっているアドレスの形式を見つけ出します。このスキャン処理はすべてあなたのデバイス内で実施されるため、ページの内容やテキストが外部サーバーに送信されることは一切ありません。
  2. 2.評価チェック。ツールがウォレットアドレスを検出すると、そのアドレスのみが外部に送信され、過去に不正報告や詐欺活動(フィッシング詐欺や詐欺)に関連した記録があるかどうかを確認します。プライバシー保護のため、送信されるのはウォレットアドレスのみで、個人情報、閲覧履歴、ページのその他の内容は一切共有されません。
  3. 3.警告表示。チェックの結果、アドレスが既存の不正記録と一致する場合、画面上にその旨が表示されます。マウスカーソルを合わせると、小さな通知で「このアドレスは安全ではない可能性があります」と警告します。
暗号資産ウォレットアドレスチェッカーはどう機能する?

暗号資産ウォレットアドレスチェッカーを有効化するには?

脅威対策Pro™の他の機能と同様、暗号資産ウォレットアドレスチェッカーは次の手順で有効化できます。

  1. 1.NordVPNアプリを起動し、左側のパネルにあるシールドアイコンをクリックします。
    暗号資産ウォレットチェッカーの手順1。NordVPNアプリを起動し、左側のパネルにあるシールドアイコンをクリック。
  2. 2.「オンにする」をクリックして脅威対策Pro™を有効化します。暗号資産ウォレットアドレスチェッカーのみ必要な場合は、「高度なブラウジング保護」セクションから個別に機能を有効にすることも可能です。
    「オンにする」をクリックして脅威対策Pro™を有効化。
  3. 3.暗号資産ウォレットアドレスチェッカーの横にあるスイッチがオンになっていることを確認します。
    暗号資産ウォレットアドレスチェッカーの横にあるスイッチがオンになっていることを確認。

これでツールが常時作動し、あなたの暗号資産のセキュリティを守ります。

高度なブラウジング保護が有効な状態でも、ウォレットアドレスチェッカーだけは個別にオフにすることが可能ですが、常時オンにしておくことをおすすめします。

なぜ暗号資産ウォレットアドレスの検証が重要なのか?

暗号資産を利用するということは、資金の完全な管理権を手に入れるということですが、その分、資金を守る責任も伴います。従来の金融システムとは異なり、暗号資産は分散型であるため、銀行やサポートチーム、仲介者が存在せず、取引の管理やエラー修正が行われません。誤って不正なウォレットアドレスに送金してしまうと、その取引は取り消し不可能です。

また、暗号資産は追跡が難しいため、詐欺師はこれを利用して偽のウェブサイト、怪しげな Telegramチャネル、フィッシングメール、さらにはコメント欄を通じて詐欺アドレスを広めます。

暗号資産ウォレットチェッカーのようなツールが求められる背景には、ブロックチェーンウォレット自体は透明性とセキュリティを備えているものの、その情報がウェブ上で共有され使用される際に、十分な安全性が保証されないという現実があります。

暗号資産ウォレットアドレスに関連するリスク

暗号資産ウォレットアドレスは、デジタル通貨の送受信に利用されますが、注意を怠ると高額な損失や詐欺に巻き込まれる可能性があります。

  • 資金の損失。暗号資産の取引は取り消しが不可能です。文字の打ち間違えや誤ったコピー&ペースト、詐欺により誤ったアドレスに送金すると、資金は永久に失われます。
  • 取引履歴の公開。ウォレットアドレスを公開することで、ブロックチェーン上の全取引履歴が誰にでも閲覧可能になります。アドレスがあなたに紐付けられると、過去・未来の取引が容易に追跡される恐れがあります。
  • 詐欺のリスク。アドレスに価値ある暗号資産が保管されていると分かれば、詐欺師によるフィッシングやハッキングの対象となる危険性が高まります。
  • マルウェアの影響。暗号資産関連のマルウェアは、コピーされたアドレスを攻撃者のアドレスに書き換えることがあり、意図せずに資金が流出するリスクがあります。
  • アドレスのなりすましや類似アドレス。詐欺師は、信頼できるアドレスやあなたが過去に使用したアドレスに酷似したアドレスを作成し、誤送金を狙います。また、アドレスポイズニングと呼ばれる手法では、過去に取引のあったアドレスと似たアドレスから微量の暗号資産を送付し、今後その偽アドレスをコピーして利用させることを狙います。

暗号資産ウォレットの安全性を確保する方法

ウォレットアドレスチェッカーのようなツールに加え、日常的に暗号資産を安全に管理するための追加の方法を以下に示します。

  1. 1.取引前にウォレットアドレスを必ず再確認する。先頭数文字と末尾数文字をチェックし、送金先と一致しているか確認する。
  2. 2.疑わしい、もしくは信頼性の低い情報源(特にSNSの投稿や匿名のコメント)からアドレスをコピーしない。
  3. 3.追加の検証機能(アドレスのホワイトリスト機能や取引確認の遅延機能など)を備えた、信頼できるプラットフォームやウォレットを利用する。
  4. 4.暗号資産アクティビティに関連する全アカウントで二要素認証(2FA)を有効にする。
  5. 5.ブラウザ、拡張機能、ウイルス対策ソフトを最新の状態に保ち、クリップボードハイジャックやフィッシングサイトからの保護を強化する。
  6. 6.可能な限りハードウェアウォレットを利用し、秘密鍵をデバイスから切り離して保管する。
  7. 7.無料コイン、エアドロップ、もしくはすぐに利益がもらえるなどと謳う暗号資産リンクは、疑わしいものとして安易にクリックしない。

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Rin Yoshitani

Rin Yoshitani

サイバーセキュリティとデータプライバシーに情熱を持つ、Z世代のテック愛好家です。複雑なテーマをわかりやすく解説することから、オンラインで安全を保つための最新のヒントを共有することまで、彼の目標はサイバーセキュリティを理解しやすく、楽しくすることです。好奇心旺盛でデジタル感覚に優れたRinは、インターネットをより安全かつ自信を持って利用できるようサポートします。