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通勤習慣と移動手段
NordVPNの調査によると、日本では約7割以上の通勤者が少なくとも週に数回通勤しており、世界平均とほぼ同じ結果となっています。特に、スペインやイタリアでは7割以上の人々が毎日通勤しており、都市部の高密度化や公共交通機関の充実が影響していると考えられます。対照的に、スウェーデンでは毎日通勤する人々は44%にとどまり、リモートワークや自転車通勤などの代替手段が普及していることが要因とされています。
日本の通勤者に関しては、最も一般的な移動手段は「公共交通機関」であり、36%が電車を利用しています。自家用車を使う人は42%おり、徒歩通勤する人は37%に達しています。これらの移動手段は、日本の都市圏でよく見られる特徴で、公共交通機関や自家用車、徒歩の利用者がバランスよく分布していることがわかります。
通勤中に使用するデバイス
調査結果から、日本では通勤者の70%が通勤中にスマートフォンやタブレットなどのデバイスを使用していることが分かりました。この割合は世界平均とほぼ一致しており、特にスマートフォンは通勤中の情報源として最も使用されるデバイスです。日本では65%の通勤者がスマートフォンを利用しており、その他のモバイルデバイスやタブレットを使う人も多く、通勤中におけるデバイス利用がますます普及している様子が伺えます。
通勤中にインターネットを使用する割合
日本の通勤者の57%が通勤中にインターネットに接続していることが分かりました。このうち、50%は30分以内でインターネットを利用しており、40%以上がオンラインで1時間以上過ごしています。日本の通勤者たちは短時間でのインターネット利用が一般的である一方で、長時間オンラインに接続している人も少なくないことが分かります。
公共Wi-Fiの利用とセキュリティリスク
日本では、通勤中に公共Wi-Fiを利用する人は35%という結果が出ています。世界平均の68%と比較すると低いものの、依然として多くの人が公共Wi-Fiを利用していることが分かります。公共Wi-Fiはセキュリティリスクを伴うため、注意が必要です。特に、通勤中に機密情報を扱う場合は、VPNを使って接続を暗号化するなど、対策を講じることが重要です。
肩越しの覗き見(ショルダーサーフィング)と注意力欠如
通勤中に他人のデバイスを覗き見する「ショルダーサーフィング」は、公共交通機関でよく見られる問題です。日本では、24%の通勤者が他人に覗き見されるのを見かけたと回答しています。特に、スマートフォンを使う際には、個人情報が簡単に他人に見られてしまう可能性があるため、注意が必要です。
また、18%の通勤者は、デバイスに夢中になりすぎて降車駅を逃してしまった経験があると報告しています。通勤中のデバイス使用は便利ですが、注意力欠如の結果として不便や危険を招くこともあります。
日本の通勤者のスマートフォン使用状況
通勤中にスマートフォンを使用する日本の通勤者は、最も多くがニュースを読んだり聴いたりしている(58%)ことが分かりました。次に多いのは、ソーシャルメディアのチェックや電話やメッセージのやり取り(44%)といった活動です。また、音楽やポッドキャストを聴く(40%)という活動も人気があり、通勤時間を有効に活用している様子が伺えます。
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通勤中のデータ保護対策
通勤中にデバイスを使用する際、セキュリティ対策は欠かせません。調査結果によると、72%の通勤者は少なくとも1つのセキュリティ対策を講じていると回答しています。具体的には、50%がスマートフォンのソフトウェアを最新の状態に保ち、31%はセンシティブな情報へのアクセスを避けるようにしています。しかし、28%の通勤者はデバイスに対するセキュリティ対策を全く行っていないという現実もあります。
サイバーセキュリティに対する懸念
日本の通勤者の43%は、サイバーセキュリティに対して「ある程度懸念している」と回答しています。これは、公共Wi-Fiや個人情報の取り扱いに対する意識が高いことを示しています。セキュリティ対策を講じることが、今後ますます重要になってくるでしょう。
サイバーセキュリティを守るためのアドバイス
通勤中にインターネットを利用する場合、データとプライバシーを守るためには、以下の対策が有効です:
- VPNを使用する:公共Wi-Fiを利用する際、VPNを使うことで接続を暗号化し、安全なインターネット利用が可能です。
- 自動Wi-Fi接続を無効にする:公共Wi-Fiネットワークに自動で接続しないように設定することで、知らずに危険なネットワークに接続してしまうリスクを防げます。
- デバイスをロックする:万が一、スマートフォンを紛失した場合に備えて、常にロックをかけておくことが大切です。
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まとめ
通勤中のデバイス使用は便利で時間を有効に活用できますが、公共Wi-Fiを使う際のセキュリティリスクや肩越しの覗き見などの問題もあります。日本の通勤者の多くがデバイスのセキュリティ対策を講じている一方で、まだ不十分な部分が多いです。今後、サイバーセキュリティに対する意識を高め、日常的に安全なインターネット利用を心がけることが重要です。通勤時間を快適に、そして安全に過ごすために、ぜひ適切な対策を講じましょう。